最近の日本の気象はすっかり荒々しくなって参りまして、地震も台風も中途半端ではございません。
特に今回の台風では、神戸市内で2号線が1メートル近くも冠水したり、大阪の中之島で川の水が溢れたりしています。地球温暖化の影響で、既に潮位が上がってきているのではないかと心配になってきます。浅間山まで噴火するに至り、「日本沈没」を地で行く様相を呈してまいりました。
以前ベトナム人と一緒に仕事をしていた時、ベトナムの嵐のすごさを語ってくれたことがありました。朝、起きると家の中を川が流れていて、いろいろな物が流れて来てその中から気に入った物を拾い集めるそうです。実際は、自分の物も流れて行ってしまうでしょうが、スペクタクル映画のような光景は珍しくないと半ば自慢していました。
また竜巻などは以前は日本ではめったに発生しませんでしたが、最近では被害が出るほどの大規模なものが報告されるようになりました。以前はフロリダに来る強烈なハリケーンやトルネードは、日本の気候で無いものと思っていましたが、食生活の欧米化と共に気候も似てきているのでしょうか?
さらにテロに出くわすことまでも考えると、正に身の回りは危険がいっぱい、いつ何時災害にあっても不思議ではありません。
紀伊半島の南海域で連続して発生している地震によって、南海地震の発生が抑制され、逆に東海地震の発生が早まるのではないかと言うニュースがありましたが、地震は大きく膨らんだ風船が壊れるのと同じように、どの大きさになったら必ず割れるというののでないだけに、実際にその通りになるかどうかは予想が難しそうです。
地震は「いつ起こるか?」ではなく「必ず起こるもの」と考えておく必要があるのでしょう。