Don’t comment their code. If it was hard
to write, it should be hard to understand
and even harder to modify.
プログラムはそれを書いた人の個性を良く表します。「プログラム式」ではなく「プログラム言語」とはよく言ったものです。正に文章と同じように上手いものから下手なものまで、芸術的なものから書き殴ったものまで、様々なプログラムがあります。
プログラミングを仕事とする場合、過去に書かれたプログラムに機能を追加したり、バグを直したりすることがよくありますが、プログラムの事が書かれたドキュメントがあると助かる場合があります。
しかし、しっかりとしたドキュメントがあるようなプログラムには大抵、プログラムのソースコードに有効なコメントが加えられていることが多いものです。反対に、ドキュメントがないプログラムに限って、コメントも一切無いことが常のようです。
本当のプログラマーは、コメントなんかソースコードに書いたりはしないそうです。コメントを簡単に書くことが出来る簡単なプログラムには、そもそもコメントなど無くても理解できるだろうし、コメントを書くのが難しい複雑なプログラムは、コメントを書いても理解することが出来ないだろうし、もし理解できたとしても修正することは困難であると言っています。
確かに賢い人が書いたプログラムの場合、たった1行のコードすら何のために書かれているのか理解できないことがあります。それにコメントをいちいち他人が理解できるように付けていては、せっかくの美しいプログラムコードが台無しです。
他人が読んで分かりやすいプログラミングの方法として、GOTO文を使わないとか、Structured
Programmingがありますが、本当のプログラマーはこれらすべてを否定し、またチーム・プログラミング・コンセプトを嫌うそうです。ただし、自分がチーフプログラマーでなければですが。
9時から5時までは決して働かず、もし朝9時に本当のプログラマーを見かけたら、それは必ず徹夜明けだそうです。
さて、今一体どのぐらいの本当のプログラマーの方がいらっしゃるのでしょうか?プログラミングが特殊な技能ではなくなってきましたから、以前のようなプログラマーが減ってきているのは確かでしょう。
"Real Programmers Don’t Eat Quiche"
"eat quiche"には、「汚い[卑劣な]まねをする」という意味もあるそうです。本当のプログラマーが、まだ世の中にたくさん残っていることを願いたいものです。