362.無理難題コラムを終えて (2004/07/13)

vega21.comさんと共同で6回連続でお送りして参りました、「無理難題コラム」を読んで頂いた方々には、御礼申し上げます。


ふふふ総帥も、お相手をしていただきまして、どうもありがとうございました。取りあえず終わってほっとしました。やはり大先輩との共同企画となりますと緊張します。


ましてや、次のテーマが一体何になるかドキドキしている間というのは、不安がいっぱいでなかなか苦しいものがありました。(でも癖になりそうな予感もあります。)


しかし、突如目の前に現れるテーマに対して情報を集めるには、やはりインターネットは絶大であることを再認識いたしました。


かなり昔になりますが、某コンピューターメーカーのCMで、「ただの数字であるデータを集めただけではビジネスは成り立ちません。多くのデータからビジネスの判断に結びつく、価値のある情報を引き出すのが、コンピューターの使命です。」みたいなコピーがあったのを思い出しました。


インターネットには今、ありとあらゆる情報が溢れかえっていて、さらに日一日とその情報は膨れ上がっています。すでに人類データーベースとでも呼ぶべき情報がインターネットには蓄積されています。


しかし、情報量が多すぎて、効率よく必要な情報を探し出すのに苦労するようになりました。情報の賞味期限も考慮しなければなりません。もうすでにインターネットの情報は、私たちが探し出すことの出来る限界を超えているのではないでしょうか?


私たちは、生活やビジネスの局面で情報を利用した判断を行いますが、そのうちに人間の処理能力を超えた情報を利用する技術が発達してくるかも知れません。これまでの人類の知恵を総動員して判断を下した方が、的確な場合があるに違いありません。


まだまだ世界は流動的です。しかし、情報が溢れあらゆる経験を人類が経験していく過程で、全ての事象は過去の経験から最適な答えを導くことが出来るようになり、いわゆる定石によって判断することができるようになるかも知れません。


今のように、インターネットの情報を探し回って自分で判断するのではなく、ネット上の人類データーベースから判断して導かれた答えに、私達は従うだけになるかも知れません。


今回ふふふ総帥から頂いたテーマであったユビキタスによって、情報ITなどの言葉が死語になってしまうのは、それ程遠い未来ではないかも知れません。