vega21.comのふふふ総帥との共同企画が、「いきなりリレーコラム」だったはずが、いつの間に「無理難題コラム」に変わっていました。しかも初回のテーマが「参議院選挙」とは確かに無理難題でございます。
政治と宗教に関しての話題を避けて通ってきた当サイトと致しましては、当たり障りのないところでウェブにある情報を拾いながら、お次の方に引き継いでいきたいと思います。
そう言えば、数週間前から選挙ポスターの掲示板が近所に設置されて、何の選挙が始まるのかと思っていたら、参議院の選挙だったのですね。その掲示板の半分しか埋まらない候補者のポスターを見ていて、いまいち盛り上がりに欠けると思っているのは私ばかりでしょうか?
試しにGoogleで「参議院選挙」を検索してみると、政党のホームページの間に埋もれそうになっている、総務省・中央選挙管理会のページを見つけました。
「日本に関心を持てるのは、スポーツだけですか?」、「あなたの一票には力がある。」、とサッカーの中山雅史選手と白石美帆さんが笑顔で語りかけます。
当日投票できない人のための「期日前投票制度」や「郵便等投票制度」、あるいは「不在者投票制度」の具体的な方法が紹介されています。
選挙制度には国民の過半数の投票率が不可欠ですが、最近の投票率の推移はどうなっているのでしょうか?International IDEAには各国の選挙の投票率等のデータが網羅されていますが、日本の投票率は25年ぐらい前までは70%台をキープしていましたが、その後徐々に落ち始め、最近10年では60%台をキープすることができなくなってきました。
他の国々でも同様に、投票率は低下傾向にあるようです。フィリピンやドイツなどでは今でも80%程度を保っていますから、国によって状況は同じとは言えませんが、選挙制度を継続するためには、そろそろ投票率の低下傾向に歯止めを掛ける必要がありそうです。
また、記憶に新しい米国大統領選のフロリダ州の集計ミスに代表されるように、僅少差で決着が着く場合の、選挙システムの精度の曖昧さにも問題があります。集計をやり直すたびに結果が異なるようでは、投票の信頼性に疑問が生じます。
選挙の結果によって、戦争が始まるかどうかが決まる場合がありますから、信頼性の高い選挙システムの構築が望まれるところです。
IT Media Mewsの古いところを探してみると、古いパンチカード・システムの問題や新しい投票システム開発のニュースが、前回の大統領選の問題が発生した頃に論じられています。
古いパンチカードシステムはIBM誕生のきっかけでしたし、新しいシステムにはユニシス、デル、マイクロソフトが参画しているようです。選挙とITは深い関わりがありますが、信頼性のある投票システムによって投票集計の精度を高めて行くことが、選挙制度の信頼を保つために求められています。
日本でも携帯電話を使った自動投票集計システムが、特許を取得しています。投票即集計が可能となれば、開票速報の経過を見ながら投票する事が、技術的には可能になるかも知れません。その投票に対応した携帯機器の中に、パームが含まれていればうれしいのですが。
投票に行く手間を省くことによって投票率の低下を防ぐことが、新しい投票集計システムによって可能になるかも知れません。
ただ、選挙が終わった日に、日曜夜の全てのテレビ番組が特番を組み、開票速報を見て過ごすのも、それはそれで楽しみかも知れませんが、、、
最後に参議院ホームページを紹介しておきます。FAQにはトリビア的話題がありますので、意外と楽しめます。
さて、非常に中途半端になってしまいましたが、お後に引き継ぎたいと思います。ではふふふ総帥殿、明日は「お中元」でよろしくお願いいたしまする。