秒速30万キロメートルと言うと光の速さですね。電波とは、300万メガヘルツ以下の周波数の電磁波をいいますが(電波法総則第2条)、電波も光と同じ電磁波ですから、同じ速さで空間を進みます。
1秒間に進む距離を周波数で割ると、波長が求められます。電波は波長によって特性が変わりますので、波長の帯域ごとに別の呼び方をします。
アンテナの基本形は、1/2波長のダイポールアンテナです。その電波の波長の半分の長さを必要とします。携帯電話で使われているアンテナは、基本的にボディー筐体を接地とした1/4波長のホイップアンテナです。実際のアンテナの長さは、ローディングコイルやアンテナ材質による短縮率によって、波長の計算より短いものが多く使われます。
AMラジオで使われている中波(MF)は、300Khzから3Mhzの電波を指し、波長は1Kmから100mになります。短波(HF)の波長は100mから10m、超短波(VHF)の波長は、10mから1mというように、波長が10分の1ごとに呼び名が変わります。
波長が1mから10cmになってくると、極超短波(UHF)と呼ばれ、周波数は300Mhzから3Ghzになり、現在の携帯電話や無線LAN、Bluetoothなどに利用されています。
アマチュア無線では、300Mhzを超える周波数を使う無線機では、人体、特に眼球で吸収された場合、そこひになると言われていました。そこひとは白内障のことで、眼球に吸収された電磁波のエネルギーが熱に変わり、文字通り目玉焼き状態になってしまうのです。
また、電子レンジの周波数が2.45Ghzですが、物体の中心部で熱に変わるため、食品を熱するのに適しています。赤外線などでは、体の表面で吸収され熱に変わりますから、温度を肌で感じることができますが、電子レンジの周波数の場合、身体の内部で熱になる為、気付かないうちに体内のタンパク質が変化する可能性があります。
UHF帯を使う機器が増えてきて、近い将来若くして白内障になる人が増えることがないように、携帯電話の使用はほどほどにして、その代わりもっとパームを使うようにしてはいかがでしょうか?(結論にかなり無理がありますな。)