さて、先週コンシューマーエレクトロニクスショーが閉幕したラスベガスでは、今週から国際建築見本市が開幕しているそうです。会期中の4日間で100カ国から90,000人以上の参加者を見込んでいるそうです。
このようにオフシーズンであるラスベガスでは、ホテルの客室の稼働率を上げるために、国際的な見本市を数多く開催しています。
ラスベガスのホテルといえばその規模の大きさは群を抜いており、一時は世界の10大ホテル中8つまでがラスベガスにあったほどです。5,000室を超える客室数を誇るホテルでは、ロビーの中で迷子になるのはさほど難しいことではありません。
日本の国内では1000室を超えると大ホテルと言えますし、ハワイのワイキキに並ぶホテルも2000室クラスが最大のものでしょう。5000室クラスのホテルは、そうどこにでもあるものではありません。
10年ほど前には、子どもを連れた家族にもラスベガスに来てもらおうと、ジェットコースターなどを完備したアミューズメントパークを併設するホテルが現れました。子どもをアミューズメントパークで遊ばせている間に、お父さんにはカジノに没頭してもらおうという訳です。
しかしながら、結局子どもを連れた家族はカジノで散財するほどの経済的余裕がないと言うことが判り、最近ではそれらのアミューズメントパークの規模を縮小したり、閉鎖したりするところが相次いでいます。
またラスベガスのホテル自体も、すべてが健全な経営を営んでいるとは言えないようです。単独で経営されているホテルは今では珍しい存在になって来ています。またいくつかのグループに系列化されたり、突如閉鎖されたりするホテルが相次いでいます。今週もダウンタウン地区にあるホースシューという老舗ホテルが閉鎖されたそうです。
このように変化の激しいラスベガスであるからこそ常に革新的であり続けることができ、世界中から観光客を引き付けるのかもしれません。
ラスベガスのあるネバダ州では、空港の待合室やガソリンスタンド、あるいはKマートのレジの横にもスロットマシンが並んでおり、どこに行ってもギャンブルだらけという感じがします。でも日本にも繁華街に行けばどこにでもパチンコ屋がありますから、国中ギャンブルだらけだと言うことが出来るかもしれません。
ラスベガスでは、セリーヌ・ディオンなど世界一流のショーを見ることができます。マジックショーやトップレスショーなどもあります。(ただこれらの定期的に公演されているショーは、コンベンションの時は休演していることが多いようです。)
また、最近充実してきているアウトレットショップなどのショッピングエリアでは、ブランド品から日用品まであらゆる種類の買い物を楽しむことができます。
いろいろな楽しみ方の出来るラスベガスですが、しかしなんといってもラスベガスを特筆すべきものにしているのはカジノでしょう。ほとんどのホテルではカジノにホテルの一番良い場所を割いており、入り口からカジノエリアを通らない限り、客室やフロントに行けないような設計になっています。
ただカジノといっても、テーブルゲームのたぐいはなかなかなじみがないせいか、実際プレイしている日本の観光客はそれほど多くないようです。それぞれのギャンブルにはルールがあり、それを知らないでやるととんでもない痛い目にあうことがあるそうです。スロットマシンばかりではなく、本格的なテーブルゲームを楽しんでみたいものです。
最近東京でもカジノを建設するという話しがありますし、世界の大都市でカジノの施設を持っているところも多くなりました。カジノのゲームについて基本的な知識を持っていれば、役に立つことがあるかもしれません。
そこでそれらのテーブルゲームの中でポピュラーと思われるものをいくつか取り上げ、基本的なところを勉強してみたいと思います。皆さんも真剣にならずにお気軽にどうぞ!