カセドラル・ロックは、女性的なヴォルテックスと言われています。レッドロック・クロッシングと呼ばれている、オーククリーク川の向こう側にカセドラル・ロックを眺めるトレイルが、ハイキングコースとしてもパンフレットを飾る写真としても有名です。
カセドラル・ロック自身はとても壮大な岩山で、素人には上れそうにもありませんが、川のせせらぎと、赤い岩山と、緑の木々と、抜けるような青空がバランスよく調和した風景は、日本で言えば上高地に似たものがあるかもしれません。
そしてベル・ロックは、これまた強力なヴォルテックスとして、その独特な形状をした赤い岩肌を見せています。テーブル・ベルを伏せたような形をしていて、かなり険しいながら頂上まで登ることが出来るそうです。
さて、セドナにあり比較的簡単に近くまで行けるヴォルテックスを紹介してきましたが、これら以外にもコートハウス・ロックやマリア像の岩、スヌーピー・ロックなど、様々な形をした岩山が散在しています。
ホーリークロス・チャーチは、赤い岩肌に食い込むように建てられた小さな教会です。礼拝堂の正面が十字架を組み込んだ大きなガラス張りになっていて、そのガラス越しに見える赤い岩山の景色は、ここでしか見ることの出来ないものでしょう。また、その建築としての美しさは見事であり、セドナの風景とマッチしたものと言えます。
今、セドナの過ごし易さが人気を集め、定年後に住宅を構えようとする人が増えているそうです。また、不思議なパワーを求めて、ニュー・エイジや芸術家が集まってきているそうです。街には、彼らの新しいギャラリーやショップが数多くあります。
現在、セドナはリゾート地として開発が進んでいます。ハイヤットホテルが、まだ工事中ながら営業を開始していますし、新しく始まっている開発工事も多いようです。
フェニックスから2時間、グランドキャニオンから3時間の距離にあり、ラスベガスまでも5時間ほどです。標高が高く夏場でも涼しいため、これから世界的なコンベンションなどが開催されることも多くなるのではないでしょうか。
セドナが、ヒーリングの街として注目されだしたのは、80年代になってからだと言います。これからも高原のリゾートとして、ヒーリング・スポットとして、ますます注目されて行くことでしょう。
UFOみたいに見えたのは、人工衛星だったのかなー?