22.携帯電話のパーム化 (2003/02/24)

ここで言っているのは、携帯電話がパームっぽくなってきていると言う意味です。

先日、携帯電話の新機種の広告を見ていると、2つほど気になる新機能がありました。



一つ目は、携帯電話の液晶が鏡になるもの。パーム・ウェアではジョーク系ソフトとして定番ですが、携帯電話でも採用されました。コンタクトレンズ着用者には便利であると説明されています。もうひとつはサーチライト。夜、家に帰って鍵穴を探すのに便利であるとの事。



これらの物を常に携帯している人にとっては、携帯電話さえ持っていればいいのですから便利です。必要のない人は別に使わなくても邪魔にはなりません。



私は、携帯電話会社がこの新機能を、単なる付け足しのジョーク機能として追加したとは思えません。これは、携帯電話からのパームに対する挑戦ではないかと。つまり、パームにできることは携帯電話ならなんでもできるよ、と言うことではないかと思ったりします。ジョーク系ソフトでも、1つ1つ取り込まれてしまえば、パーム・ウェアの活躍する範囲が狭められてくるのです。



この新しい携帯電話を持った人が、懐中電灯を同時に持って出かけるでしょうか?もっと大きい手鏡でなければだめだと思うでしょうか?このようにして、携帯電話は、懐中電灯と鏡を取り込み、より一層手放せない存在になるのです。この上PIM機能を拡張して行けばパームが築いた市場を徐々に取り込んで行くかもしれません。そろそろ反撃をしなければ、パームの世界が縮小してしまいそうです。



ゲーム機の市場も、携帯機に関しては油断はできません。ソフトのダウンロードはお手の物ですから、安くいろいろなゲームをリアルタイムに提供することは簡単です。



と、ここまでは実は前置きで、携帯電話に反撃をする久しぶりのパーム販促作戦に行ってみたいと思います。

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