たまにはこんな話題もお許しください。
私がまだうぶだった頃(いつごろだったか忘れましたが)、夜大阪の天王寺近くを歩いていると、前から大柄の女性がやってきました。スカートをはいていましたが、かなり歩くのが早そうでした。それからどうもガニマタっぽいのでした。
すれ違いざまに、低い声でこう言いました。「お兄さん、今晩付き合わない。」
俗に言うオカマさんだったようです。うぶだった私は、お尻を押さえてそそくさと逃げました。(いや、これはウソです。本当にうぶだった私は、なぜ追突することを「おかま」と言うのか長い間知りませんでした。)
さて時は過ぎて、今やお茶の間のテレビにオカマさんが登場しない日がないぐらいに、広く認知されるようになりました。ニュースでも、なぜ今オカマがもてはやされるのかを取り上げる程です。これほど表に出てこられるようになると、当然街角で出くわすことも多くなってきます。
以前、冬のスキー場でミニスカートをはいて滑っている、その辺りでは有名なオカマさんを見たことがありました。その時は、ミニスカートでスキーをすること自体に驚いてしまい、それがオカマさんであるかどうかより、よく寒いのにあんな格好でスキーができるものだと感心したことがあります。
日本でもこれほどよく出会うのですから、USなどに行ったらもっと頻繁に出くわすのではないかと心配になる方もいらっしゃるでしょう。そのような方に、きっといつか役立つ、教室では聞けない必殺英会話です。(特に男性の方は覚えておきましょう。)
知らない男が隣にやって来て、どうも様子が変だと思っていると、急に耳元で、"Will you enjoy with me tonight?"、なんて言われた事のあるあなた!(そんな人いるか?)
お尻を押さえて走って逃げるのも、それはそれで正解かも知れませんが、ここはひとつ正統派の英会話で対応してみましょう。
"I am straight !"、が正解です。
あるいは、"I am a straight guy."、でも良いでしょう。あくまでまっすぐである事を強調して毅然とした態度で接すれば、相手は勘違いしたことを詫びながらすぐに立ち去るでしょう。
ただし間違えて、"I am a straight gay."、と答えて連れ去られても、責任は取りませんので悪しからず。