ベーキングソーダと呼ぶぐらいですから、パンやお菓子作りに欠かせないのは言うまでもありませんが、USでは文字通り魔法の粉と称して、様々な利用方法があるようです。日本では重曹と呼びますが、家庭で常備しておくほど一般的には使われていないと思います。
ARM & HAMMERと言う会社は、そのベーキングソーダを販売していますが、アメリカの家庭ではベーキングソーダは様々な使われ方をしていて、各家庭には大きな箱に入ったベーキングソーダが必ずあります。
日本では、冷蔵庫の消臭には活性炭を使いますが、USでは活性炭の代わりにベーキングソーダを使います。黒い活性炭を消臭剤として使い慣れていると、あの白い粉が臭いを吸収するとは感覚的に信じがたいのですが、USでは常識になっているようです
また、ベーキングソーダで歯を磨くのが一般的になっていて、先ほどのARM & HAMMER社の歯磨きがヒットしたのを受けて、クレストやコルゲート等他のメーカーも追従して、多くの歯磨きに添加されるようになりました。USではほとんどの歯科医師が、ベーキングソーダを使った歯磨きを推奨しているそうです。
USでは子供たちの歯に虫歯は無いと言われています。小さいときからフッ素入りのチューアブル剤を使ったり、フッ素入りの歯磨きを使っているため、虫歯治療で歯科医を訪れる子供が減っているようです。そのため虫歯の治療をする歯科医が減って、代わりに矯正歯科などの専門医が増えているそうです。
USでは歯並びが悪い事を嫌いますから、子供の内から歯については注意をするのでしょう。また、成人になってから歯列矯正をしている人も多いようです。
日本の一部の歯科医でも、重曹を使った歯磨きを勧めているようです。最近はフッ素入りの歯磨きが増えてきましたが、これからは重曹入りのものも登場するかもしれません。80才で20本の自分の歯を残そうという目標が掲げられています。その為には今からベーキングパウダーで磨くのも良いかもしれません。