202.パーム・デスクトップはパーム・ハンドヘルドのライバル? (2003/09/23)

実は、最近パームの話題に事欠くPalmTrotterですが、パームを使っていないわけではありません。いつも鞄の中には愛用のm100を入れております。このm100を愛用しているあたりが、すでに話題が尽きてしまっている事を物語っていますが、今日のお話は、そんなことよりもっと重大なことなのです。


確かに最近は、パームを電車の中で取り出すことが少なくなってきました。その原因を考えてみると、いくつかあるのですが、どうもパーム・デスクトップを使いすぎているのではないかと思うようになりました。


パーム・デスクトップの4.0がリリースされた際、パーム社ではパームの便利さを訴え新たなユーザーを開拓するために、パーム・デスクトップ単独でのダウンロードを積極的に推し薦めました。


まずPIMが日常の生活に有効であることを知ってもらえれば、そのデータを持ち歩くことの出来るパーム・ハンドヘルドも購入してもらえると言う戦略です。


ホットシンクによって、パーム本体のデータをパーム・デスクトップにバックアップすることが出来るのは、パームの大きな特徴の一つであることは今更言うまでもありません。


そのことを逆方向に利用して、販売促進を図ったアイデアだったのですが、私の場合は、パーム・デスクトップを会社でも家でも使い倒していますので、パーム本体ではあまりPIMとして使うことが無くなってきました。


私のような例は珍しいのかもしれませんが、PIMを必要としている人でパーム・デスクトップだけで十分だという人も、少なからずいたのではないかと思ったりもします。


つまり、パーム・デスクトップの無料ダウンロードによって、パーム本体の売り上げが伸びなくなったと言うことがあったのではないかと言うことです。勿論、それまでもオフィスソフトに包括されるPIMソフトはありましたから、パーム・デスクトップを無料で配らなくても、既に多くの人がPIMを知っていたでしょうから、あまり影響はなかったとも考えられます。


とにかく私の場合は、パーム本体を触る回数が減っている割には、パーム・デスクトップによってPIMのデータが増え続けているのです。


と書いていて、最近電車の中でパームを取り出さなくなったのは、乗ったらすぐに寝てしまうからだと気づきました。以上、パームの話題が出て来ない言い訳でした。(言い訳している暇があったら、パームの話題を探しなさい!)

カテゴリーPalm