阪神が優勝したということで、いろいろなところで盛り上がっています。系列の百貨店はもちろんのこと、系列に関係なく全国的に優勝記念セールを催しているようで、景気回復の起爆剤に乗り遅れまいと必死になっています。
18年ぶりということで、長く待ったというファンが多いようですが、確か18年前の1985年に優勝したときも、かなり久しぶりだった様な記憶があったので、少し調べてみると、前回の優勝は21年ぶり(1964年以来)だったそうです。
1962年と1964年に優勝したころは、毎年巨人と優勝を争い2位になった事も多かったようですが、巨人9連覇以降、優勝や2位からだんだんと遠ざかって行ったようです。今回18年ぶりというのは前回よりは早く訪れましたから、今後は優勝間隔が短くなって行くのでしょうか?
関西で優勝が多かった球団といえば、上田阪急時代が記憶に残っています。毎年のように優勝記念セールを阪急百貨店で開催していましたが、いつも優勝しているといわゆるセール品ばかりの優勝セールになってしまい、新鮮味にかけたセールになってきます。西武も常勝チームであったときは、毎年のセールに新鮮味がありませんでした。阪神百貨店のセールとなれば、一体何が飛び出すかわからない面白さがあります。
中学生のころ、学校が終わってから自転車で、甲子園の室内練習場へ行ったことがあります。おそらく2軍の練習だったと思いますが、その恐ろしく速い球や、甲高い打撃音に驚きました。練習が終わって帰っていく選手に、
「坊主、今、何時や?」
と聞かれ、恐る恐る答えたことをかすかに覚えています。最近の野球選手は、芸能人と同じぐらい垢抜けていますが、昔はもっとばんからだったのです。もっとも「ばんから」という言葉を使う事自体が、最近はめっきり減ってきました。