同様の事故が最近も起こっていますから、改めてスリルと危険性は隣り合わせなのかと考えてしまいます。ディズニーランドは、普段からアトラクションの運転を停止することが多く、それだけ安全性には気を使っていると思っていただけに、完璧に危険を取り除くことの難しさを感じます。
私がこのアトラクションに初めて乗ったのは、1988年のフロリダでした。まだ新設されたばかりだったので人気があり、長い時間並びました。やっと乗ってスタートしたと思ったら、トンネルの坂を上り始めた途端に停止し、しばらく待たされた後に、非常階段を使って下りる羽目にあいました。
暗いトンネルの中で、しばらく待機するようにと男性の声でアナウンスされたのですが、最初はこれがアトラクションの演出だと思っていました。しかし、あまり長い間アナウンスが繰り返されるので、少しおかしいなと感じていると、やがて非常階段を使って避難してくださいと言われるに至って、やっとトラブルだと確信した次第です。
当時はそのような場合でも、また一から並び直さなければなりませんでしたから、次の日再度一から行列に並びやっと乗ることが出来ました。
途中で停止して運転を取りやめたときでも、理由は公表されませんから、どのぐらいシビアな問題があったのか判りません。再開されれば、問題が完全に解決したと思って、あまり気にせずまた並んでしまいますが、停止した理由を聞いたならば、結構怖いことがあったりするかもしれません。
その後ビッグサンダー・マウンテンには、1989年に今回事故を起こしたカリフォルニアで乗ったことがあります。その時は、すでに登場してからしばらく経っており、待たずに乗れたので2回続けて乗ったのを覚えています。その後、東京ディズニーランドにも開設されて、ジェットコースター系では定番のアトラクションになっています。
最近のディズニーランドの新しいアトラクションとしては、「プーさんのハニーハント」がありますが、これもよく止まると言われています。どうもあの不思議な乗り物が、からきし電子的なノイズに弱く、携帯電話の電波の影響ですぐに停止するという噂があるようです。
乗り物の類は、別に遊園地に限らず危険性が潜んでいるのは確かですが、夢と魔法の世界では、事故と言う現実を考えないで済むように願いたいものです。