asahi.comに掲載されている記事です。1963年から自動車生産を始めたといいますから、ちょうど40年になります。シビックとアコードで全生産の半分以上を占めるそうです。思い出に残るのは、N360でしょうか。1300クーペなどは、販売促進のためにニッポン放送のオールナイトニッポンと組んで、全国を行脚していました。
昔は、宣伝の方法もいろいろあり行脚する以外に、日立キドカラーの飛行船や、小型飛行機を使ったスピーカーによる宣伝とビラの散布など、バリエーションがありました。
ホンダが、排気ガスの浄化装置の必要性を感じたのが、東京オリンピック(1964年)の年に東京でスモッグが初めて観測された時だそうです。ホンダが自動車の生産を始めた次の年には、大気汚染の危険性に気づいていたことになります。その甲斐あって、環境を考慮したホンダのCVCCエンジンは、USのマスキー法の認定を受け、ホンダが世界に羽ばたく原動力になります。
10年ぐらい前までは、ドイツに行ってベンツやBMWを褒めると、「日本にはホンダがあるではないか」などと言われたものです。そのホンダが、いま自動車のIT化を進めようとしています。
考えてみれば、携帯電話も最初は、自動車電話が始まりでした。これから自動車に搭載していこうとする情報機器が、近い将来携帯電話のように小型になり、誰もが手にする生活必需品になっているかもしれません。
将来のPDAの新潮流は、自動車のIT化から始まるかもしれません。