169.携帯電話と運転 (2003/08/12)

先日のテレビ番組「あるある大辞典」で、目や足の異常によって運転のミスが引き起こされると言うテーマを取り上げていました。目には、左右どちらかが利き目になっており、利き目でない方の目が衰える事によって、片側の視野が狭くなったり、遠近感が乏しくなったりするそうです。


利き目でない方の目が良く見えていない場合、車の片側(利き目の反対側)だけをよくこすったりするそうです。また、遠近感が乏しくなると停止している前の車に追突したり(御釜ですね)、駐車場の壁にぶつけたりするそうです。


長い時間、パソコンのディスプレーや携帯電話の画面を見続けている事が、その原因のひとつであるそうです。平面的な物ばかりを見ていると、両目を使って距離感を掴む必要がないので、利き目に頼った見方をするようになるそうです。パームを長時間見ているのも同じ事でしょうから、あまり長い間DOCを読み続ける事は、避けたほうが良いかもしれません。


これで思い出したのですが、少し前に「運転中に携帯電話を使うドライバーは通話中以外でも注意力散漫」と言う記事がHotWiredのニュースにありました。携帯電話で話しながらの運転は、危険であると言われてきましたが、運転中に携帯電話を使う習慣のあるドライバーは、たとえ携帯電話を使わなくても、注意力が散漫であると言っています。


つまり、携帯電話を使うドライバーは、運転が退屈だからそれを紛わす為に、携帯電話を運転中に使うのだと言うのです。しかも見ていると、かなり高い確率で携帯電話をしながら運転している人を見掛けます。


まさか、車を運転しながらパームを使っている人はいないでしょうが、パームもそのぐらいできるようでないと、気楽に使えないと言うことかもしれませんね。


とにかく、携帯電話を使いながらの運転が危険なのではなく、注意力散漫なドライバーそのものが危険であると言う事になります。携帯電話を使う事を取り締まるより、注意力養成講座を免許更新時に課す必要がある、と言う事でしょうか?