時々、大阪梅田のヨドバシカメラに行くのですが、東西のメインの入り口を入ってすぐ横にある、3基並んだエレベーターが、いつも団子状態になっています。つまり、3基とも同じような階にいて、同じ方向に動いているのです。行ってしまった直後だと、ずいぶんと待たされる事になります。
もう20年ぐらい前から、エレベーターには群管理が導入されることが多くなりました。もしエレベーターが複数基ある場合、それぞれが適当な間隔を空けて運転されるように制御され、待ち時間を短縮するものですが、ヨドバシカメラのエレベーターは残念ながら、それぞれが単独で行動しているように思われます。あるいは、群になるように管理されているのか?
よく山手線で例えられますが、先行する電車が何かの理由で出発が遅れると、次の電車との間隔が短くなります。その結果、次の電車が来た時には、駅で待つ人が少ない為速やかに乗降でき、次の電車はより早く出発でき、さらに前の電車との間隔が短くなるのです。
また、よく事故などで電車が止まっていた後、運行再開された時に、ぎゅうぎゅうに込み合った電車のすぐ後に、がらすきの電車がやってくる事がありますが、同じ理由によります。
しかし解からないのは、なぜヨドバシカメラが新しいビルで、旧態以前としたエレベーターの運転をしているのかです。エレベーターを群管理にする事はそれほど大変な事ではない筈ですから、何か理由がある筈です。
おそらく、エレベーターで一気に上階に行かれるよりも、エスカレーターを使って1階ずつ上ってもらう方が、販売の観点で利点があるからでしょう。確かにエスカレーターの方は、利用しやすい配置になっています。
エレベーターの待ち時間が短くなる事は便利な筈ですが、販売店としては最上階のレストランに行くお客にも、店の中を通ってもらいたい訳ですから、最新のエレベーターは売る上げに結びつかないのでしょう。
キーボードをわざと使いにくくしておいて、ジョグダイアルの優位性を際だたせると言うのも、同じ手法なのでしょうか?