IT Media Newsに、「オタクは遍在する――NRIが示す『「5人のオタクたち』」と言う記事が掲載されています。野村総合研究所(NRI)オタク市場予測チームが、オタクの定義を時代に合わせて再定義して発表したそうです。
オタク人口の合計は172万人とした上で、これまで特定の分野に限られてきたオタクの活躍する場を、もっと一般的な旅行や自動車の分野にまで広げています。
ここでオタクとして認められるための条件は以下の通り。
- ある特定のジャンルにはまっている。
- 理想を追い求めて消費傾向を強めていく。
- 消費するごとに愛着が増していく。
- 自分なりのこだわりを持つ。
- 他人に広めようとして、外に向かって主張を始める。
いや正にパーム愛好者そのものではないでしょうか。おまけにこのようなオタクを例えて、「巨大重力場周辺の星のようなもの」とは参りました。
さらに、オタクに共通する行動特性を聞くと、なおさらパーム愛好者の事を言っているようです。
- 他人に良さを理解して欲しいと共感を要求する。
- いろいろなの物を収集したいと思う。
- 自分なりの考えを持ちたいと思う。
- 自分の意見を広めたいと思う。
- 改造によってオリジナルなものを作ろうとする。
- 気の合った仲間で集まろうとする。
パーム・コミュニティーに在籍しておられる方は、ほとんど該当しているのではないでしょうか。これまでオタクと言うのは、コミックや同人誌、萌え系やアキバ系などの特殊な趣味の人たちのことだと思っていましたが、私たちは完璧にオタクの一分野を形成していたようです。
オタクと言う言葉を、どこか遠くのものとして聞いていたのですが、自分がそのオタクであったとは気付いていませんでした。
例えば携帯電話のようにすでに広く普及したものならば、いまさら他人に共感を要求する必要もありませんから、オタクと呼ばれることもないでしょう。そこには趣味性より実用性が優先されるからです。
しかし、パームの利用が一部の愛好者だけに留まった理由が、その高い趣味性にあったとしたら、それはそれで喜ぶべき事なのかもしれません。
奥の深い趣味になればなるほど、限られた人にしか理解できないのが常でしょうから。