493.グアム旅行1: 日本から最も近いUSA (2005/04/19)

さて、グアム旅行を一言で片付けるならば、「安、近、短」でしょう。何と言っても安く行くことができて、近くて飛行時間も短いですし、時差も1時間しかありません。


それゆえに、外国に行った気分が出ないのが難点ですが、日本から近い海外リゾート地として、多くのリピーターに支持されているようです。


グアムの良いところは、年中変わらない気温です。ハワイでさえも、冬は海で泳ぐのはつらいものがありますが、グアムは最高気温が30度、最低気温が25度で1年を通して変化しません。


もちろん雨季はありますが、5月から11月に掛けて日中スコールがある程度で、日本のような長雨になることはないようです。


ただし、台風直撃すると中途半端ではなく、立派な高層ホテルでも、大半の部屋が使用不能になってしまうこともしばしばです。老朽化したホテルでは、そのまま廃業してしまうことも珍しくありません。


また最近では、付近の(と言っても200Km程はなれているそうですが)火山の噴火による火山灰が降って来ることがあるらしく、風向きによっては警報が発令されることもあるそうです。


グアムは、「日本から一番近いUSA」という触れ込みで観光に力を入れています。確かに入国書類は、USAと同じI-94Wを使いますし、入国スタンプにもUSAと書かれています。


また、観光ガイドブックには、グアムはカリフォルニアの準州であると書かれています。ただアメリカ人の中には、グアムがUSAに属しているという認識が少ないように思います。


さて、今USAに入国する場合は、もれなく指紋の採取顔写真の撮影が義務付けられています。グアムの場合は特別に免除される場合がありますが、これがなかなかややこしいのです。


通常、ビザなしでUSAに入国する場合、I-94Wという入国カードを使います。「査証免除プログラム」に対応しており、ビザなしで90日以内の滞在ができます。ただし、指紋の採取と顔写真の撮影を避けることはできません。


グアムには、I-94W以外に「グアム査証免除プログラム」と言うのがあり、グアムのみに15日以内の滞在であれば、同じくビザなしで入国することができます。


この場合は、I-94Wではなく、ビザ所持者用のI-94I-736の入国カードを使用します。グアム査証免除プログラムによる入国の場合は、指紋の採取と顔写真の撮影の必要がありません。


今回はI-94Wで入国しましたので、しっかり指紋と顔写真を撮られました。今回は幸運にも愛想の良い入国審査官だったので、「カメラに向かってバケーション・スマイル!」と言ってくれたのですが、緊張でこわばった私たちの顔はさらに引きつってしまったようです。


最近では、到着前に機内で配られる入国の書類として、希望者にI-94+I-736を配る航空会社もあるようです。指紋の採取を嫌う方がグアムに行かれる際は、「グアム査証免除プログラム」で入国されると良いでしょう。


機内で入手できなかった場合は、同じ書類が入国審査場の記入台にも備え付けられていますから、行列に並んでいる間に記入するのも良いかもしれません。


ところで今回は大韓航空の無料航空券で行ったのですが、機内でI-736は配られてはいませんでした。大韓航空と言えば、昔は安いけれども安全性に不安があったのですが、最近はだいぶ変わってきているようです。そこで次回は、大韓航空についての感想を書いてみたいと思います。

492.長かった春休み (2005/04/18)

「いつまで春休み続けているんだ!」と怒られてしまいそうですね。ご無沙汰いたしております。春休みのグアム旅行は1週間で終わっていたのですが、その後東京に出張があったりしてサイト更新から遠ざかってしまいました。


遠ざかっていたのには訳がありまして、旅行中に不注意で我が愛機、パームm100を壊してしまったのです。今更m100でもないだろうとお思いでしょうが、使い慣れているとそれはそれで十分に便利だったのです。


確かに、使用年数が3年を越えた辺りでホットシンクが不調になっていたり、文字の入力が不安定になっていたのですが、旅行中に使用不能になるとこれがなかなか困ってしまうのです。


何せ、旅行中のスケジュールやレストランの情報がすべて入っていますから、記憶に頼るしかありません。幸いグアムの情報と行っても知れていますから、パームに入力した時点で頭に入ってしまう程度の情報ですが、パームがないと不安になってしまいます。


ただ逆に、5分刻みでスケジュールを入れていたものですから、それに束縛されないようになったのは良かったと言えるでしょう。いずれにしても、パームに頼り過ぎることがないように注意しなければならないと思いました。


一方、帰ってきてから東京に久しぶりに出張したのですが、この時はやはりパームがないのは不便でした。特に今回は、初めて訪れた街に宿泊したものですから、ビジネスホテルの情報や乗り換え情報を、印刷したものを持ち歩くのは面倒でした。


m100の代わりに、今はバイザー・プラチナを持ち歩いています。これも相当に古い機種になってしまいましたが、m100から乗り換えるとかなり拡張されています。これからしばらくは、プラチナを使い続けることになるでしょう。


さて、PalmTrotterは旅行系パームサイトを目指しておりますが、最近はあまり旅行の話がありませんでした。そこで、次回からあまりおもしろい話はないと思いますが、少しばかりグアムのことについて書いてみたいと思います。