アメリカンジョークには、いくつかのパターンがありますが、今回紹介したのは典型的なパターンを持っています。
アメリカンジョークその2の話では、パイロットと政治家の様に、自分のことしか考えていない人が続いた後、カトリックの司祭さんが少年に何を話すのだろうと気になります。しかし、とても立派な態度で、少年に最後のパラシュートを譲ります。
最後に、なぜ少年が、ボーイスカウトでなければならないかが分かるのですが、話の起承転結がはっきりとした構成のジョークに仕上がっています。
この話を、ドイツ人の同僚に話をしたことがあったのですが、結構受けていました。ただ、リュックサックというのはヨーロッパではよく使うが、英語のジョークとしてはバックパックの方が自然だろうといっていました。いかにもドイツ人らしいコメントです。
アメリカンジョークその3は、お決まりの国民性シリーズですが、昔は確かにドイツ人はきまじめで勤勉なイメージでしたが、最近はだいぶ国民のイメージが変わってきているようです。
それと、昔はロシア人が最後に滑稽なことを言って締めくくるパターンが多かったのですが、これも最近では変わってきているのでしょうか?リーダーズ・ダイジェスト日本語版が廃刊になって、この辺りの事情が分かりにくくなったのが残念です。
もちろん英語版やその他の言語では引き続き発行されているのですが、やはりジョークは微妙な解釈が影響するので、日本語で読みたいものです。リーダーズ・ダイジェスト日本語版の翻訳が、すばらしいものであったという事を再認識し、その廃刊が残念でなりません。