478.最近の話題から (2005/03/09)

しばらくサイトの更新が途絶えておりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか? 2月の末に1週間程寝込んでしまった上に、その後体調がすぐれなかったためご無沙汰をいたしました。


39度程の高熱が出ましたし、体のだるさも尋常ではなかったためインフルエンザの検査をしたのですが、A型もB型も検出されませんでした。


確かに会社でインフルエンザの予防接種を受けていますから、そう簡単にインフルエンザにかかっては困るのですが、しかし、インフルエンザでもないのにこのような高熱がでる病気があるというのも、それはそれで厄介です。何か新種の病気にでもなったのではないかと心配になってしまいました。


最近の話題といえばソニーの経営陣の交代でしょう。次期社長は、顧客の目線での物づくりが欠けていたと言われています。確かにソニーがCLIEで展開した、どちらに向かうでもない商品作りの姿勢には、問題があったのかも知れません。


キーデバイスにはこれまで以上に力を注いでいくようですが、先進技術に自らが溺れる事なく、顧客が本当に望む製品にキーデバイスを行かしていくことが出来るかが問われています。


さて、今週末に東京でパームOSユーザーズミーティングが開催されます。CLIEの日本市場からの撤退のニュースの後にも関わらず、多くの参加者を集め盛大に開催されるようです。


パームユーザーの底力を見せつける、すばらしいミーティングになることを期待しております。


ところで、多くのブログサイトでも苦慮されておられるトラックバックスパム。いろいろな対策も検討してみたのですが、トラックバック自体に対する若干の不安も感じるため、トラックバックをデフォルトで受け付けないようにすることにいたしました。


ブログの特長のひとつを失うことは少し残念ですが、また状況が変わった時に対応を考えたいと思います。それでは、又ぼちぼち更新していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

467.PalmTrotter2周年を迎えて (2005/02/02)

思えば昨年の今日も、「早いものでこのサイトを開始してから今日でちょうど1年が経ちました。」、なんて書いていたのですね。サイトを開始してから2年が経ちました。


2年間に当サイトを訪れていただいた方々には、深く感謝いたします。どうもありがとうございました。PalmTrotterは、これからもマンネリと言われながらも、同様に続けていきます所存でございますので、変わらぬお引き立てを承りますよう、お願い申し上げます。


と、まあ選挙演説のようになってまいりましたが、1周年の雑記におきましては、やれちんさんを脅迫した(2004年2月10日)だの、無理やりの新人賞だの、いろいろとお褒めのお言葉を頂いた訳ですが(「お咎めの」の間違いと違うか?)、あれからまた1年が過ぎたのですね。


尊敬いたしておりますちんさんから幻の新人賞(2004年2月8日)を獲得したのに始まり、師と仰ぐふふふさんとコラボレーション企画に参画させていただきVega21の株式を手に入れた以上、もうPalmコミュニティーでやり残した事はありません。


いや、しかし、Palmの行く末には若干の不安を感じない訳には参りません。2年前にサイトを開始した時よりも明らかに衰退している今のPalm業界を見るにつけ、この盛下がる原因のひとつに当サイトが挙げられているのではないかという心配をよそに、やはりPalmに関する何らかの情報発信を続けていかなければならないのではないかと、しばし考えるところであります。


今、PDA売り場に行ってみると、見るも無残な姿であります。大阪梅田の巨艦ヨドバシカメラでさえ、売り場の幅は1メートルほどしかありません。しかも、その中にPalmと呼べるものはわずかです。おそらく普通の規模の量販店の売り場では、すでに10センチメートルを切っていることでしょう。(幅10センチメートルの売り場ってどんなんや!)


何やらCLIE陣営には秘密兵器が隠されているという噂もありますが、巻き返しが起こるのか、はたまた全く新たな世界が始まるのか、意外とドラマチックな展開が私たちのすぐ近くまで近づいているような予感を、多くのPalm愛好者の方々は感じておられるのではないでしょうか。


さて、3年目に入りますPalmTrotterですが、当初から700回ぐらい更新するとネタが尽きるのではないかと考えておりました。そこでこれからは700回更新を目標にいたしまして、Palmコミュニティーを少しでも盛り上げることができるように、無い知恵絞って応援していきたいと思います。


これまで同様、お気軽にお立ち寄りください。これからもよろしくお願いいたします。

464.「それがPSPの仕様だ」 (2005/01/25)

巷で人気品薄状態が続いているプレ一ステーション・ポータブル(PSP)で、ゲーム中にボタンを押しても反応しないと言うクレームがあるそうです。


「それがPSPの仕様だ」とはソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久多良木社長の弁。日経BPの企業・経営の記事として掲載されています。


どうも液晶画面に一番近いボタンの接点が、スペースの制約上ずらした位置にあり、うまく押し込めない場合があるらしいのです。ただこれは、使い方によって解決するべきで、ボタンの位置も狙ったのであって間違ったわけではないとの事です。そして世界で一番美しいものを作ったという自負があるようです。


確かにPSPの筐体には、作りこまれた美しさのようなものがあるのかもしれませんが、ボタンのレスポンスが悪ければゲームの面白さも半減するでしょうから、ユーザーとしてもそのまま引き下がるわけにも行かないところです。


作る側も使う側もPSPが好きなればこその確執ですから、お互いにこだわりを主張することは良いことでしょう。


ただ、社長がおっしゃる、「著名建築家が書いた図面に対して門の位置がおかしいと難癖をつける人はいないのと同じことだ。」と言うのには少し疑問を感じます。


著名建築家だからと言っても、施主がダメだと言えばダメなのであって、何でも好き勝手にできる訳ではないでしょう。もちろん施主を納得させる事ができれば別ですが、それでも施主が「門の位置がそこでは使いづらいから変えて欲しい」と言えば、建築家は設計を変えざるを得ないのです。


会社がある程度のポリシーを持っていることは必要でしょう。ユーザーがすぐに理解できない場合でも、「黙って付いて来い!」という姿勢も大切かも知れません。


しかし、ボタンが押しにくいデザインは、ただ制約があったために妥協した結果に過ぎず、それ自体にユーザー我慢をしなければならないポリシーを見出すことはできません。


是非私が買うまでには、押しやすいボタンに改善しておいてもらいたいものです。(買うんかいな?)

460.阪神大震災から10年を迎えて (2005/01/18)

阪神・淡路大震災から10年が経ちました。兵庫県各地では、1月17日に多くの追悼の集会が開かれたようです。神戸の町には、新しい住宅やビルがかつての活気を取り戻しているように見えますが、生活面や経済面での復興は、なかなかはかどっていないようです。


昔から「地震・雷・火事・おやじ」は怖い物の代表でしたが、おやじの怖さが消えていく反面、地震の恐怖は年を追うごとに増してきています。

新潟・中越地震インドネシア・スマトラ島地震がごく最近発生しましたし、今後近いうちに東海・東南海・南海地震が起こる事が予想されていますから、地震対策の重要性は高まるばかりです。


近畿地方ではこれまで300年周期で大地震が発生してきましたが、最近の調査の結果、阪神大震災で動かなかった危険な断層がいくつかあり、それらは今すぐにでも地震を起こす可能性があることが判ったそうです。


それらの断層によって地震が発生すると、神戸市の広い範囲で震度6から7の揺れになるだろうと言われています。10年前に被害が少なかった地域も多く含まれており、前回と同様の被害が出るだろうとの予測があります。


10年前に大きな地震があったからと言って、これから290年間は地震が起こらないと言えないところに、地震対策の難しさがあるように思います。今は阪神大震災から10年経ったと同時に、次の大地震があと数年に迫ってきていると考えなければならないのでしょう。


南海地震による津波も心配です。警報システムばかりに注目が集まっていますが、いくら正確な予報が可能になっても、津波にどのように対応しなければならないかを、すべての住民が理解していなければ意味がありません。


警報を出して津波から避難しろと言われても、その前に大きな地震で被害が出ていたり、強い余震が続く中、そう簡単に逃げられるわけではありません。第一、都会の臨海部で津波から逃げることが出来る場所があるのでしょうか?


地震予知や津波警報システムなどの目新しい技術に予算をつぎ込むだけでなく、津波から逃げるための施設を、地道に整備していく必要があるのではないでしょうか?


今年の7月には津波に備えて、多くの地域で大規模な避難訓練が行われるそうです。過去の経験を活かして、これからの大地震には万全の体制で臨めるように、知恵を絞っていきたいものです。

459.Googleさまはお冗談がお好き (2005/01/18)

GoogleによるアフェリエイトであるAdSenseは、なかなか賢いようです。必要な広告を必要な人に届けると言う訳ですから、まさにオンデマンドです。


無駄な広告が減ることによって、広告主にとってはこれまでのマス広告より効率があがることが期待できますし、広告の効果を迅速に把握することができます。


インターネット広告が増えるに従って、これまでのマス広告は縮小していくでしょう。新聞やテレビなどのマスメディアは、早いうちに対策を練っておく必要がありそうです。テレビ局間の競争でしかない視聴率にこだわり続けていると、業界の存続が危うくなるかもしれません。


地域の新聞折り込み広告を入れるには、数十万軒単位の購読者に対して同じチラシを入れなければなりません。新聞紙や地域によって異なるでしょうが、1回の新聞チラシには20万円から50万円ぐらい掛かるそうです。


これに比べてアフェリエイトの良いところは、広告料を予算に合わせて自由に選ぶことができることです。少ない予算でもそれなりの頻度で広告を出すことができますから、新聞チラシを入れるほどの事業規模でなくても、メディアに広告を載せることができるのです。


さて、GoogleのAdSenseは、キーワードを複数個組み合わせることによって、サイトに関連性の高い広告を選び出しているようです。キーワードを1つだけではなく組み合わせることによって、サイトの内容を正しく判断していますから、うまく行けばまさにサイトに内容を要約したような、見事に的中した広告を載せてくることがあります。


その反面、キーワードに現れにくい言葉には反応しませんから、時々頓珍漢な広告が出てしまうことがあります。


例えば、先日Mac miniについて「新たなパソコンのスペースは必要ない」と書いたページに、パソコンデスクの広告が載るのはまだ良いとして、「手帳よりパームの方がいいよ」と書いたページにシステム手帳の広告が載るのは、少し広告主に申し訳ないような気がしてきます。


極めつけは「458.多発する偽札事件 」のページです。文中の2つの「印刷」と言うキーワードに反応したのでしょうが、偽札のニュースの話題に印刷会社の広告が出てくるのは、如何にもまずいでしょうね。


印刷会社の広告には、「NOT偽札」をキーワードとして加えてみては如何でしょうか、Googleさま? (その前に偽札の話の中で「印刷」、「印刷」と連呼するなと言われそうですが。)