GoogleによるアフェリエイトであるAdSenseは、なかなか賢いようです。必要な広告を必要な人に届けると言う訳ですから、まさにオンデマンドです。
無駄な広告が減ることによって、広告主にとってはこれまでのマス広告より効率があがることが期待できますし、広告の効果を迅速に把握することができます。
インターネット広告が増えるに従って、これまでのマス広告は縮小していくでしょう。新聞やテレビなどのマスメディアは、早いうちに対策を練っておく必要がありそうです。テレビ局間の競争でしかない視聴率にこだわり続けていると、業界の存続が危うくなるかもしれません。
地域の新聞折り込み広告を入れるには、数十万軒単位の購読者に対して同じチラシを入れなければなりません。新聞紙や地域によって異なるでしょうが、1回の新聞チラシには20万円から50万円ぐらい掛かるそうです。
これに比べてアフェリエイトの良いところは、広告料を予算に合わせて自由に選ぶことができることです。少ない予算でもそれなりの頻度で広告を出すことができますから、新聞チラシを入れるほどの事業規模でなくても、メディアに広告を載せることができるのです。
さて、GoogleのAdSenseは、キーワードを複数個組み合わせることによって、サイトに関連性の高い広告を選び出しているようです。キーワードを1つだけではなく組み合わせることによって、サイトの内容を正しく判断していますから、うまく行けばまさにサイトに内容を要約したような、見事に的中した広告を載せてくることがあります。
その反面、キーワードに現れにくい言葉には反応しませんから、時々頓珍漢な広告が出てしまうことがあります。
例えば、先日Mac miniについて「新たなパソコンのスペースは必要ない」と書いたページに、パソコンデスクの広告が載るのはまだ良いとして、「手帳よりパームの方がいいよ」と書いたページにシステム手帳の広告が載るのは、少し広告主に申し訳ないような気がしてきます。
極めつけは「458.多発する偽札事件 」のページです。文中の2つの「印刷」と言うキーワードに反応したのでしょうが、偽札のニュースの話題に印刷会社の広告が出てくるのは、如何にもまずいでしょうね。
印刷会社の広告には、「NOT偽札」をキーワードとして加えてみては如何でしょうか、Googleさま? (その前に偽札の話の中で「印刷」、「印刷」と連呼するなと言われそうですが。)