皆さんは、自他共に認めるパーム愛好者でいらっしゃると思います。
中には、いつも使ってはいるが愛好ではない、と言う方もおられるかもしれません。あるいは、仕事のために会社から支給されていて、嫌々使っておられる方もいらっしゃるとは思います。しかし、このような方々は、あまりこのサイトをご覧にはならないと思いますので、取りあえず愛好者が大勢であると致しまして、パーム愛好者の分類を、独断と偏見でやらせてもらおうと思います。
過去にも似たような試みはあるかとは思いますが、お遊びとしてご覧ください。
PDA愛好型
PDAと言う物の、機能を理解し使いこなす事に、価値を見いだすタイプ。一般的な愛好者のタイプである。PDAの持つ曖昧さ故の、無限の可能性を信じている。パームを特別好きなわけではないので、ザウルスやポケットPCが良いと思えば、あっさりくら替えする。
ソニー愛好型
日本やアメリカに比較的多いタイプ。年齢に関係なく存在し、意外と年配者にも多い。ソニーの製品なら、何でも所有することに喜びを感じ、その製品の全てを愛することができる。多少故障することが多いと感じながらも、決して悲観的にならず、タイマーが働く頃になると、新しいカタログを用意して、そわそわし始める。いまだに、ベータビデオを愛用する事も珍しくはない。
パーム・コンピューティング愛好型
ハードウェアに関しては、プロパーであることが自慢。ただし、ハイレゾには目もくれない頑固さが必要。新しいものに対する興味はあまり示さず、逆に変化のないMatureな物に価値を見い出す。ただし、パームV系のみを溺愛するタイプは、パームV愛好型と呼ぶべきで、この場合パーム・コンピューティング製品の全てを受け入れているわけではない。
手帳使いこなし型
正統派パーム愛好者の雄。元来手帳の使いこなしに関して信念を持ち、その究極の姿を追求している過程で、パームの世界に入ったと言う過去を持つ。パー ムは、手帳を実現する手段の一つであるという冷めた考えであるが、手帳の世界に戻っていった例は少ない。それだけに、PIM機能に関しては妥協を許さない。
プログラマー型
プログラムを作ることによって、人生の生き甲斐を見いだすタイプ。パームは、プログラムの教材の一つに過ぎないと思っているが、他のどのプラットホームより、パームOSプラットホームを気に入っている事が多い。しかし、嫌々ではあるがJavaも使いこなす。パーム愛好者の中では、一番インテリが多い。いつもピザを食べている(いない)。
電子機器大好き型
一般的に、電子機器なら何でも好きなタイプ。電池の残量が少なくなって行くことに喜びを感じる。ウインドーショッピングは、家電量販店。包容力がある場合、その興味の範囲は、冷蔵庫や洗濯機にまで及ぶ。なおさらのこと、家電量販店の店内では、何を見ても目を輝かせている。
電卓マニア型
昔から、電卓に目がないタイプ。ほとんどの場合、昔、テキサス・インスツルメンツの電卓にあこがれた経験を持つ。要するに、手に持てる大きさの電子機器が好きなのだが、ボタンが一杯付いていないと対象外。従って、パームの中でもキーボード付きの物を好む。
ゲームマニア型
ゲームマシンとしての、パームに興味があり、ゲームソフトを世界中から探し出してくるのが楽しみ。ゲームソフトの数の多さから、ゲームマニアの対象は奥が深い。マニアまで行かないまでも、愛好者は多い。
ソフトウェア収集マニア型
ゲームマニア型と同じタイプの興味であるが、ゲームに限らず、全てのアプリケーションを対象とするために、更に奥が深くて、底が見えない。ただし、ゲームマニア型が、収集したゲームソフトの内容を吟味するのに対して、ソフトウェア収集マニア型は、内容より数が大切。コレクターとしての興味に終始する。
コンピューターマニア型
世の中にある、全てのコンピューターに興味を示し、以前はチップカードやHPのマシンを使い倒して壊してしまったが、買い換えようにも既に売っていなかったので、パームの世界にやってきた。パームをコンピューター・アーキテクチュアーとして捉え、研究にいそしむ。改造に走る場合もあり、後に出てくる改造マニア型と似ているが、あくまでもコンピューターとしての改造にしか興味を示さない。データバスを途中で切って、パームに外付けのハードディスクを付けようとしたり、電子レンジをパームで制御しようとするので、周りからは危険人物扱いされる。
物忘れ型
これも正統派パームユーザーであるが、単に物忘れが得意なだけで、手帳愛好者止まりになる可能性が高い。この進化形が、手帳使いこなし型である。
日記愛好型
意外と多いのが、日記愛好型。日記を書くことに執念を燃やし、なおかつ一度書いた日記を読み返しつつ、修正や追加を繰り返し、いつか自分が大物になった時に、自叙伝を出版しようとしている強者。あるいは、毎日の記録を検索できることを武器に、数年前の出来事を得意げに探し出し、検索ができることの優位性を自慢する、陰のパーム伝道師。同様に、家計簿をパームに付けている場合も日記愛好型に含める。
アドレス帳愛好型
とにかく、できるだけ多くの人の住所や電話番号を集めることを趣味とし、常に最新の情報を入力していなければ気が済まない。年に一度、年賀状を出す頃になると、張り切って一年間メインテナンスを続けた成果を披露することに、生き甲斐を感じる。これも、コレクター型の一種である。
宴会ネタ型
何か変わったことを常にしていて、注目を集めることが好きなタイプ。パームウェアのジョーク・カテゴリーは、全てインストール済みで、宴会になれば、酔いが回りきらない内から、パームをポケットから取り出し、酒を飲まずとも、深く酔いしれていけるタイプ。
新しい物好き型
何でも、新しければ価値があると思っているタイプ。パームに限らず、新製品には目がないので、常に新聞・雑誌で情報を仕入れている。ひたすら新しい事に価値があると思っているので、新製品についての感想を聞いても、「今度のは良い」としか言わない。
アイディア収集型
日常的に思考を巡らしている、例えば作家や作曲家などが、アイディアの浮かび出てきたときに、とっさにメモが取れることを目的としている。あるいは、特許のアイディアを常に考えている人も、パームでメモを取っているはずである。これらの人たちは、3秒経つと忘れてしまうので、起動に3秒以上かかるのは、使い物にならない。
指導員型
自分の周りに、パームを持ってはいるが、使いこなせないで困っている人を見ると、指導員として振る舞い始める。パーム情報を、人に教えるためだけに収集し、自分自身は、パームを使う目的を持ち合わせていない。
衝動買い型
ほとんど、何か分からないままに店先で買ってしまうタイプ。使うために努力をする事は決してしないため、机の引き出しにしまい込んである場合が多いが、本人は関数電卓を買ったと思い込んでいる。いつ、幾らで買ったかなどはすぐに忘れてしまう。
会社支給型
ポケットPCを所有することが多い。あくまで、会社の備品であるから、所有すると言う意識より、担いでいると言う気持ちが強い。会社が作ったアプリケーション以外に、使い道があることは教えてもらえないため、私用に使うことはない。従って愛好者にはなり得ない。電車の中で、スタイラスを使って、必死で何かを打ち込んでいる事が多い。
コレクター型
とにかく、集めるのが趣味。コーラのビンや、お菓子の空き箱を集めるのと同じく、収集物で何かをする事は全く目的ではない。このタイプにおける価値は、希少性のみであり、実用性に関しては無知である。しかし、普通のパーム愛好者の見たことのない様な、奇妙なパームOS対応機を所持することもある。コレクター型の中で、希少性のみならず、骨董性を重視する場合、骨董品収集型と呼ぶ。
パームOS愛好型
これぞ本当の、パーム愛好者の集団。PDAの中で、パームOSが最高の物であると信じており、決して他のOSに浮気はしない。実用性や価値と言った物より、パームOSそのものを心から愛している事が多い。どのようなことがあっても、パームを裏切ることがない、半ば宗教的とさえ言えるほどに昇華している。
おもちゃ好き型
玩具なら、何でも好きなタイプ。更に、何でもおもちゃに見えてくるタイプ。物事の価値判断を、そのおもちゃ性に見いだし、人間さえもおもちゃとして捉えることのできるタイプ。相手をするのは、かなり苦痛である。
高級品志向型
いわゆるブランド志向型。パームでは、ブランド物のケースを愛用する。パームの中でも、常に一番高い物を好み、新しい物好きとは一線を画する。車やファッションの場合は、金額が張るが、パームの場合は最高級と言っても、家が傾くことはないので、比較的健全な生活を営むことができる。
改造マニア型
これも、正統派の一派である。自動車やバイクの世界で改造と言えば、反社会的な面も指摘されているが、パームにおける改造マニアは、健全であり、しかもインテリが多い。コンピューターマニア型と似ているように思われがちであるが、改造の対象が、パームのハードウェア全体に及ぶところが異なる。昔の、無線マニアやジャンク屋を探し回るのと同じく、奥が深い。
破壊マニア型
自称改造マニアであるが、結果的に破壊行為に辿り着く場合を、破壊マニア型という。決して、本人は破壊しているという自覚はなく、結果として壊れてしまったとしても、途中の過程で得た経験を、成果と見なせるだけの潔さがある。しかし、他人のパームに手を出すと困りものである。
アメリカ大好き型
アメリカが好きなタイプ。文化、習慣など全てにおいて、アメリカ大好きタイプ。パームのデザインも、洗練されたパームVなどより、ばた臭さが残った機種を好む。最初から日本語が導入された機種ではなく、英語版を海外通販で購入する。
ペット愛好型
たまごっちを忘れられないタイプ。基本的にペットが好きなのであるが、動物より電池で動く物の方に、よりリアリティーを感じている。寝るときにも一緒であるため、液晶部分が押しても割れにくい方が、ペットに向いている。充電することを、「ご飯をあげる」と言う。
CPUフェチ型
CPUの中を、電子が走り回って、一生懸命思考していることに、喜びを感じるタイプ。過酷な負荷をCPUにかけ、なかなか結果が出ないことに興奮を覚える。あまり、高速なCPUは好まず、わざと16Mhzドラゴンボールを愛用する。昔は、関数電卓に69の階乗をよくやらせて楽しんでいた。
防弾チョッキ愛用型
常に、左胸ポケットにパームを忍ばせているタイプ。突如襲われて、ナイフで心臓を刺されても、生き残ろうとしている。冗談のように聞こえるが、その昔、チタン製コンタックスカメラのおかげで、銃弾が貫通せずに助かった従軍カメラマンがいた話は有名。金属製のパームだけを愛用する。
さて、あなたはどのタイプ? 私の場合は、PDA愛好型であり、パーム・コンピューティング愛好型でもあり、手帳使いこなし型かもしれませんが、日記愛好型かなと思ったり、防弾チョッキ型もあるな、でもやっぱりパームOS愛好型に違いないと思ったりして、要するに楽しく使えれば何でも良いが結論です。何でも良いのなら、ごちゃごちゃ書くなとのご指摘、ごもっともです。お疲れさまでした。