70.恐竜とゴジラ (2003/04/11)

恐竜は、その脳みそがねずみほどの大きさしかなかったと言われています。では、恐竜がねずみほどの知能があったかといえば、そうではなく、もっと知能は低かったそうです。


よく、恐竜は尻尾に噛み付かれても、その痛さを感じるまでに3分ほどかかったと言われています。いくらなんでも遅すぎるような気もしますが、恐竜の動作が考えられているよりずっと遅かったという研究が最近発表されていたように、いろいろとまだ解らないことも多いようです。


数年前のサイエンスに載っていた記事によると、全ての脳みそが知能をつかさどる訳ではなく、実際は体の知覚細胞からの信号を処理するのに、かなりの数の脳細胞が必要になるらしいのです。特に、皮膚にある知覚細胞は数が多く、その信号量はリアルタイムに処理しなければならないので、多くの脳細胞を費やしているそうです。


そのため、知能の高さは、脳みその重量だけで判断するのではなく、脳みその体表面積に対する割合で、判断するのが妥当だそうです。同じ脳みその重さなら、体表面積が小さい方が頭が良いと言うことです。


その観点で、いろいろな人種を比べてみると、西洋人より東洋人の方が、特に中国人が、体表面積に対する脳みその重さが多いそうです。確かに、中国人は昔から火薬羅針盤と言った偉大な発明をし、最近でもコンピューター・サイエンスなどの分野で、活躍する研究者の中での比率が高いようです。


この前、テレビのスポーツニュースで、大リーグに行った松井選手帽子のサイズが、ヤンキースの規定の帽子の一番大きいサイズでも、まだ少し小さかったと言っていましたが、なるほどと頷けます。是非、磨かれた技と頭脳で、大リーグに一大旋風を巻き起こしてもらいたいものです。