かなり回り道をしましたが、やっとメイヨークリニックのすぐれた医療を体験できます。一体どんなエキサイティングな診察が待っているのでしょうか?
予約時間を過ぎて、待つこと25分。その間に、日本語の通訳をしていただくMJさんが来てくださいました。メイヨークリニックに関係のある方が、ボランティアで診療の間通訳をしてくださいます。
診察室は、USの病院に良くあるパターンです。日本の病院は治療室という感じで殺伐としていますが、それよりは暖かみがあります。
診察してくれたのはDr.Brian。一通りの問診と触診があり、やはり次に耳鼻咽喉科かアレルギー科を受診する事になりました。どちらか片方の診療科だけか、または両方の受診を選択出来たのですが、滞在期間の関係もあったのでアレルギー科を選びました。
内科の問診内容は特に変わったものではなく、症状やその履歴、家族の病歴などを一通り確認するものでした。
ただ、後から送られてきた診療記録を見たときに思ったのは、日本ではカルテに短くメモ書き程度に記録するのとは違い、かなり長い文章が書かれていました。特に患者の話した事は、ほぼ話した通りに記録されていたのには驚きました。
ドクターは受付カウンターまで案内してくれて、そこで明日のアレルギー科の診察と呼吸のテストの予約を取ってくれました。
その後、別の所に胸のX線写真を撮りに行くのですが、鍵の掛かる着替えるためのブースがいくつかあり、そこで撮影用のガウンに着替えます。トイレの個室のようなブースは、全く外から見えないようになっています。すぐに名前が呼ばれて、胸のレントゲン撮影をします。
レントゲン室の案内をしてくれたのは、典型的メタボ体型の女性、年齢不詳。
書いてしまうとあまり日本と変わらないのですが、やってみると何となく滑稽であり、変に杓子定規で、そして患者のプライバシーを守る事には気を使っているように感じました。
レントゲン撮影が終わった後は、通訳の方と少しお話をしてから帰りました。たどり着くまでが長かっただけに、意外とあっけなく終わった内科の診察でした。
さて次の日、予約していた時間にアレルギー科の受付に行ってみると、予約が変更されているとのこと。何やら呼吸のテストが終わってから受診した方が良いと言うことで、知らない間に変わったらしいのです。ホテルに滞在しているため昼間は不在で、私に電話で連絡ができなかったようです。
そこで、まずアレルギー科の予約を来週の月曜日に変えてもらった後、もし空いていれば呼吸のテストを今日受ける事ができると言うので検査室のあるプラマービルの3階に行ってみました。
しかし、やはり急には空きがないとのことで、予定通り呼吸のテストは明日の朝行くことになりました。
さすがにスムーズに事が運ばないことにも慣れてきました。「次はあっちへ行け、次はこっちだ」とやっている内に、広い病院の様子もだいぶ分かってきました。
病院の中のいろいろな人に相手にされて、これはこれで面白い経験ではなかろうかと思うようになってきました。(しかし、やっていることの割には駐車代が高く付くなぁ~。)