653.モバイルと休日 (2008/01/05)

新年明けましておめでとうございます。毎年の事ながら、新年からかなりで遅れておりますが、取りあえずまだ松の内と言うことで、今年もよろしくお願いいたします。


すでに仕事始めを済ませた方も多いとは思いますが、今年は4日を休めばさらに長い休暇になると言うことで、まだ正月気分の方も多いのではないでしょうか?


ただ、最近は仕事のメールが大量にばらまかれますから、長い休日だからと言っても、その間にメールが貯まりに貯まっていると想像するだけで精神的に良くありません。


かと言って、メールがどのぐらい貯まっているかが気になってメールを開けてしまえば会社の思うつぼそこから知らぬ間にメールを掃き(破棄)出す作業に追われて、無報酬残業の罠にはまってしまうのです。


昨年末のYOMIURI ONLINEの記事によると、寝る前に仕事のメールをチェックすると、エスプレッソ2杯分の不眠効果があるとの研究があるそうです。


パソコンから発せられる光によってホルモンの分泌が妨げられると言うことですが、仕事を寝る直前まで持ち込むことの方が睡眠を妨げそうです。


考えてみれば、モバイルユビキタスだなどとカッコの良い言葉に釣られてしまいがちですが、所詮雇用主にを付けられた猫にしか過ぎないわけです。


中にはその鈴が心地よい恵まれた方、すなわち雇用主と対等あるいはそれ以上の(楽しい)関係を築いている方も多いのでしょうが、それ以外の場合は、出来れば鈴は取ってしまいたい物なのではないでしょうか?


しかも、私の雇用主に至っては、その首に付ける鈴を個人の自費で購入しなければならないという暴挙であります。(これは単なるグチ!) モバイルを言う名を借りた、サラリーマンの家畜化が本格化していると感じます。(これもグチ!)


先日、休暇でリゾートに行って来た同僚にバカンスは良かったかと訊いたら、「もちろんだよ。メールが届かないからな。」とのお答え。


現実から逃避するのがリゾートの目的とするならば、メール携帯電話がバンバン入って来てはリゾートとしては失格でしょう。これからのリゾートホテルは、最新設備を誇るのではなく、インターネットと携帯電話から如何に隔離しているかを自慢するようになるかも知れません。


しかし、そもそもメールを見るのが苦痛なのは、日々嫌々仕事をやっているからであって、仕事のメールを見るのが楽しくなれば良いのですが、これがなかなか難しい!


今年も、その未だ見ぬ解を探す旅は続くのでしょう。(やれやれ)