サイトの更新をサボっていると、あっという間に日が経ってしまいます。五月は一回も更新しないうちに終わってしまいました。歳を取るのも早いはずです。(あまり意味なし。)
実は、ここしばらく少しずつではありますが、密かにCMSの勉強をやり始めております。数ヶ月前、レンタルサーバーをグレードアップしたのですが、その目的はCMSを使ってサイトを構築することでしたから、そろそろサーバーの機能を有効に使いたいと思っておりました。
そもそもサイトをBlogに移行したのは、ホームページビルダーではサイト更新の度にインデックスやリンクを同時に変更する手間が大変になってきたためでした。Blogを使ったのは、日記サイト構築ツールというよりは、コンテンツ・マネージメント・ツールとしての機能を利用するためでした。
もちろん、Blogが個人サイトの運営における潮流になっていたのに乗っただけといわれれば、確かにそのとおりであります。しかし、当サイトは、コメントやトラックバックといったBlogを特徴付ける機能の恩恵をあまり享受できないため(俗に言う「不人気サイト」!)、Blogにこだわる必要もないだろうと考えていたわけです。
今使っているさくらインターネットのスタンダードプランでは、BlogツールのMovableTypeと並んで、CMSツールのXOOPS対応を謳っており、以前からXOOPSをインストールして試しておりました。
ただ、XOOPSの機能を拡張するためには、希望する機能を提供してくれるモジュールを探してきてインストールしなければならないのですが、探し方が悪いのでしょう、なかなかうまく情報に行き当たらないのです。そこで、もう少し初心者向けのCMSはないものかと、検索サイトで物色を始めてみました。
すると出てくるは出てくるは。"CMS Matrix"というサイトには、オープンソースのCMSだけでも700以上ものソフトウェアがリストアップされています。
このサイトでは、いくつかのツールを選んで機能の比較をすることができ、また比較項目ごとにランキングされており、セキュリティーやサポート、パフォーマンスごとに、どのツールの評価が高いかを表示することができます。
例えば、フレキシビリティーの項目では、
- FlexCMS 9.99
- MySource Matrix 6.87
- TYPO3 6.84
- Plone 6.80
- MODx 6.76
- eZ publish 6.66
- DotNetNuke 6.50
- Drupal 6.49
- Xaraya 6.46
- ExpressionEngine 6.43
を筆頭に、延々とツールが順位別に並んでいます。
いろいろな評価項目における順位をながめておりますと、総合的に高い評価を得ているツールがいくつかありました。TYPO3はその中のひとつで、ヨーロッパを中心に盛んに利用されている、ドイツ発祥のツールのようです。
サイトを覗いてみますと、なかなか手ごわそうなことが書かれています。"Hi,
and welcome to TYPO3!"というツールの紹介ページには、「もしあなたが勉強に1ヶ月を費やす余裕がないなら、誰かの助けを借りるか、どこかよそのCMSツールを探しなさい。」と書かれています。Welcomeという割には、かなり突き放した対応のようです。
曰く、フレキシビリティーと豊富な機能(Richness)には、複雑さ(Complexity)が付き物だと。
さらに続きます。TYPO3は、とても巨大で能力が高いので、すべてを知るためには1週間では無理であり、常にサイトの開発者は長いLearinig
Curveを必要とするとあります。
不用意に検索サイトでTYPO3の記述を探すと、やたらドイツ語のページに行き着いてしまいますが、ドキュメントやビデオによる解説も豊富にあるようですので、気長に勉強するのにネタは十分ありそうです。
どうせ、XOOPSも良く分からなかったですから、TYPO3も良く分からなくて当然と言う構えで、ビデオを使った独習を始めてみました。
年末までに今運営している同窓会のサイトを改良しようと思っていますので、そのときのツールとして採用することをとりあえず目標として、のんびりと勉強してみたいと思います。(のんびりしていては年内には無理かも知れないが。)