622.京阪神トイレランキング1: 良いトイレとは (2007/02/05)

本特集はトイレに関する情報を扱います関係上、食事時などに於きましては不適切な表現が含まれる可能性が非常に高いことを、予めお断りいたします。


その昔、30年ぐらい前でしょうか、海外旅行で欧米諸国に行くと、何処でも安心して用を足せると言うことに感心していたものです。列車の駅や列車内であろうが、ガソリンスタンドであろうが、それ程不快感なく用を足せると言うことに欧米諸国の底力を感じました。


日本でもホテルやデパートなど、いわゆる顧客サービスの一環としてトイレを整備している場所では、それなりの品質を保っていましたが、それ以外の場所ではたいそう不快な場所でした。出来れば利用したくない所も多かったのではないでしょうか。


そんな日本も、80年代に入ってからは新しい街が出来る度にトイレがきれいになっていき、今では欧米諸国と較べても引けを取らないばかりか、快適なトイレも多くなってきました。


しかし、そうなってくると今度はその中でもよりきれいなトイレで用を足したいと思うもの。どうしてもがまんが出来ない場合は近くにあるところで済ますのもやむを得ませんが、それではない場合は少しばかり遠回りをしても快適なトイレを使いたいものです。


今回の特集では、京阪神の極限られた地域における、快適トイレのランキングを(男性用トイレ限定で)行ってみたいと思います。


誰しも都会でトイレを探すのに苦労したと言う経験があるのではないかと思います。あるいは、不用意に入ったために不快な思いをしたと言うこともあるでしょう。


最近では、新たな脅威となる病原菌やウィルスに汚染されていることを、想定しておかなければなりません。ある性病菌などは、自然に放置された状態で数時間は生き続けることができるそうです。今後ますますトイレの衛生面での対策が重要になってくるでしょう。


さて評価基準ですが、全体的な清潔感は大切ですが、それだけで評価すると客観性を欠きますから、以下の項目について評価することにします。


1.ドアがあるか?


どうでも良いように思う方もいらっしゃるかも知れませんが、ドアがあると言うことは、無ければ外から見えてしまう場合が多く、しっかりと計画的に作られたトイレにドアは無いものです。また、ドアを使わずに中が見えないようにするためには十分な広さを確保しなければなりません。


また、誰が触っているか分からないドアのノブを触らずに済ませることが出来るのも、重要なポイントです。まずはドアのあるなしが一番目の判断基準になります。


2.自動コック、洗浄装置が付いているか?


新設されるトイレで手洗いの自動コックが、装備されていないところはほとんどなくなってきました。もともと、しっかり閉めないために水が滴ることが資源の無駄になるところから普及してきたのでしょうが、余計な物に手を触れない事は衛生面でとても大切だと思います。


また、水洗の自動化や、洗浄剤の自動ディスペンサー。あるいは、乾燥機やペーパータオルの自動化も同様に、快適なトイレに必要なアイテムと言えるでしょう。


3.メインテナンスはしっかりしているか?


いくら設備にお金をかけても、メインテナンスがしっかりされていなければ、あっという間に不快なトイレになってしまいます。トイレの入り口に、メインテナンスの記録を掲示しているところも多くなってきました。


人通りが多くて利用客が多い所は、頻繁にメインテナンスしなければなりません。ハードソフトの両方がしっかりしていないと、なかなか快適なトイレにはならないようです。





さて、この他にもいくつか評価項目はあるでしょうが、結局は「またここに来たい」と思うか「もう二度と来たくない!」と思うかのどちらかになると言うことでしょう。そこで、それをホテルのランキングと同じように☆の数で評価して行こうと思います。



☆☆☆☆☆
別に用がなくても入ってみたいほど快適なトイレ。そこにいるだけで心が落ち着き、リラックス出来る至極の空間高級ホテルのトイレはこうありたい。
☆☆☆☆
少しばかり遠回りになったとしてもその快適さゆえに満足度の高いトイレ。場所を覚えておいてまた機会があれば利用しようと思う。新しい設備の整ったショッピングモールのトイレを想像すればよいだろう。
☆☆☆
現代のトイレの水準である。不快を感じるわけでもないが、かといって無理してまで来ることはない。必要ならば来てもよいと言う程度。
☆☆
出来れば来たくなかったが、急に催したので仕方なく利用したというトイレ。もっと他の所で用を足しておけば良かったと反省するが、終わったものは仕方がない。あまり思い出したくないトイレだから忘れるようにしよう。

わが人生でかなりの不覚だった、今日はついていないと思えるようなトイレ。ここでトイレに入らなければぶちまける(何という下品な表現!)と言う場合以外、決して入っては行けない場所である。このあまりにもおぞましい経験は、忘れようとしても脳裏にこびり付いて離れない。

いよいよ次回から、独断と偏見によるトイレランキングの始まりです。(あまりおぞましい表現が並ばないことを祈る。)