620.あなたのオナラに愛称を (2007/01/12)

別にあなたのオナラではなくて、私のオナラでもいいのですが、あまりタイトルには意味はありません。かと言ってこれから書く本文にもほとんど意味はありません。(それなら書くな!)


「そんなのオナラのプーちゃんに決まってるじゃん!」


まあそれでもいいのですが、それではこの話は終わってしまうので、もう少し考えてみることにしましょう。(また理屈をこねるのだな。)


物質には三態と申しまして、固体液体気体の3つの状態があります。ご多分に漏れず、人間の排泄物にも三態がございまして、それぞれの一般的な名称の頭文字を取りまして"USO"などと略してみます。何となく「謎の円盤UFO」と見紛うので、少し匂いが和らいでくるような気がしてまいります。(ほんまかいな?)


昔から「出物腫れ物 所構わず」と申しまして、古今東西USOにまつわるお話は大層多ございますが、かの人間国宝、桂米朝 師匠がかつて演じられた「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」の枕にも、いくつかの小話が登場しておりました。


中でも、高野山の谷川に突き出したトイレ(厠)爽快感に感激した大阪の「だんさん」が、大阪の街中にある自分の屋敷にも作ってしまい、「この路地、気付けよ。ちょいちょい上からババ降ってくんねん!」というお話は、確かに爽快感に満ちております。(どこが爽快やねん!)


ところで、出物は所構わずと言いましても、三態のうち固体液体はそれなりにシリアスな状況となりますから、やはりしっかりコントロールすることが大切なわけです。ところが気体に関しましては、誰しも多少油断しておりますから、思わぬところで恥をかくことがございます。


厄介なのはオナラはやはり人間の排泄物。人前でお出しすることは失礼であると、そこで気づくわけです。(気づくのが遅い!)


こんな時、これは排泄物であるという認識問題なのであって、もっと気楽に人前でお出しできるようになれば、救われる人も多いのではないかと考えるわけです。


「涙は心の汗だ!」といずみたくシンガーズは歌っていましたが(30年以上も前)、オナラにももっと別の言い方はないものでしょうか? 年末からずっと考えていて(暇人)、ついに結論が出ました。


「オナラはおなかのため息だ!」


久々にかなりの自信作だったのですが、その後ネットで検索してみるとすでにいくつものサイトに書かれており、もはや古典と呼ばれるほど広く普及しているようでした。この程度では特許は取れないことが(何で特許やねん!)、インターネットのおかげで改めて分かりました。


「オナラは人間の排気ガスだ!」なんて言うのもあって、そっちのほうが面白い。


一生懸命考えるより、インターネットに溢れる先人の知恵に授かるのが、よろしいと言うことでしょうね。