昨日の雑記は、書いている時から思っていたのですが、最後まで読んでくれる人がいるかなと思っていました。それから、若干注釈をしたいところがありますので、補足として追加させていただきます。
まず、昨日の長い雑記を読む程暇がなかった方のために、昨日の結論をまとめておきます。(読まれた方が暇だと言っているわけではありません。)まとめてみると:
- なぜ2000円札が流通しないのか?
- 貨幣の種類を決めるのは、指数関数的に金額を捉えると良い。
- 1000円と10000円の間で、2000円札は理想から離れている。
- よって、2000円札が流通するのは困難である。
と言う感じです。2000円札が流通しないわけは、いくつかあるのでしょうが、その中の一つとしてこのようなことが考えられるのではないかと言うことです。
もし、最後まで読まれて、疑問に思われた方がいらっしゃったかもしれませんが、1000円と10000円の間の、理想的な貨幣を今更求めて見ても意味がなく、5000円札が既に存在している事を前提にしなければならないと言う意見も、あると思います。
実際その通りなのですが、1000円から10000円で考えてみることで、2500円札の可能性、5000円札の流通量が少ないことの説明、さらにUSの25セント硬貨に結びつけたかった、などの理由で敢えて5000円の存在は考慮しませんでした。
1000円が103で、5000円が103.7ですから、その指数的な中間は103.35で、2239円になります。理想的な金額は、昨日より下がりましたが、現実的には、やはり2000円札か2500円札になります。
2000円札が使えると、確かに支払いの時の貨幣の数は減らすことができます。そこで、昨日は”それ程改善されない”とか、”大きくは減らない”などと書いているのです。しかしそれより、2500円札の方が効果があると言うことを示しておきたかったのです。
2000円と言う単位は、今までの1,5,10という体系になかったものですから、使い慣れて行くには、数年はかかるのでしょう。それも流通していての話ですが。ユーロには20と言う単位の貨幣がありますが、以前からフランスの20フラン硬貨などがあったので歴史があります。
それから、指数関数的に貨幣の種類を揃えると効率が良いというのは、確か聖徳太子から福沢諭吉に変わったときに、新聞か雑誌に解説されていました。
2000円札が使われない理由の一つに、自動販売機や、ATMの未対応がありますが、やはりこれが一番大きい理由かもしれません。流通しなければ、いつまでも対応されません。まず無理矢理にでも、流通させてしまう事が必要ではないでしょうか?
昨日の10%増量は無理でも、例えば映画館で、1800円の映画とポップコーンと飲み物で、2000円札で払った人だけ2000円ポッキリなんてのはできそうな気がします。しかし、結局そこまでして流通させる必要がないと誰もが思っているのかもしれません。