最近のマイブーム(死語?)は、「指組み・腕組み あなたはどっち?」です。(何のこっちゃ?) ネットを回っている最中に発見したのですが、もうだいぶ前のテレビ番組の話なので、既にいろいろな個人サイトで紹介されています。
1997年にNHKで放送された番組の中で、当時、神戸の親和女子大学(「しんな」と読みます。藤原紀香の出身校です。)の坂野登教授によって紹介されたもので、指組みと腕組みによって、その人が右脳型か左脳型かを判断するものです。
手の指を左右交互に組む時、人によって必ず右の親指が一番上に来るか、左の親指が一番上に来るか分かれます。また、腕組みをするときも、右腕と左腕のどちらかが上になります。いずれの場合も、右が上なら左脳が優勢である左脳型、左が上なら右脳が優勢である右脳型とします。
一般的に右脳型は直感的であり、左脳型は論理的であるといわれています。おそらくパーム界で右脳型を宣言しておられる右脳先生は、指組み・腕組み共に左が上になると思われます。
また、指組みは入力、つまりその人の物事の捉え方を示し、腕組みは出力、その人の表現方法を表すとしています。
例えば、指組みも腕組みも左が上になる人は、直感的に物事を捉え、感覚的に表現すると言うことです。あるいは、指組みは右が上で腕組みが左が上の場合は、論理的に物事を捉え、感覚的に表現すると言うことになります。
全部で4通りの組み合わせができるのですが、これをいろいろな人に試してみると、見事に4つのパターンに分かれるのです。その人の普段の性格を知っていれば、なるほどと思えることもしばしばです。
血液型でも相性があると言われていますが、この場合も、相性があるのでしょうか?
例えば、入力も出力も直感的な人(直ー直)が2人いれば、何でもツーカーで通じ合えるかもしれません。入力が論理的で出力が直感的な人(論ー直)が2人いる場合は、直感的に表現されたことを論理的に受け取らなければなりませんから、何となく相性が悪そうですね。
2人がそれぞれ「論ー直タイプ」と「直ー論タイプ」の場合は、それぞれの入出力の型が一致していますから、相性は良さそうです。
しかし、例えば典型的な右脳型とされる長島茂雄氏が2人いたとしたら、ツーカーのコミュニケーションが成り立つかもしれませんが、そもそも有効な会話が成り立つかどうかが怪しいような気もします。
ところで、通常の計算は左脳で処理されますが、高度な暗算(4桁の掛け算)になってくると右脳の働きが活発になるそうです。そろばん教室の先生が、生徒たちの暗算検定との関連について調査した結果が面白いです。
結論を出すにはまだデータが十分でないようですが、右脳型の方が暗算に関しては強いと言えそうです。
ただこれも、単にそろばん塾に長い間通い続けた子どもに右脳型が多いだけで、左脳型の子は別の教室に集まっていたと言うこともないとは言えません。統計的に意味を持たせることは、そう簡単ではないようです。
この指組み・腕組み診断は手軽にできるため、誰でも躊躇せずに参加してくれるでしょう。ただひとつ困ったことは、世の中には腕組みができない人がいたりするのです。どっちに組んでみても違和感があったり、「今まで一度も腕組みをしたことがない」などと言われたときには、「右脳・左脳バランス型」か「測定不能」とするしかありませんね。
ぜひ職場やご家庭でゲーム感覚でお楽しみください。