Palm OS Users Meeting 2005 in Tokyoも、盛況のうちに無事終わったようです。主催者の皆様と参加された方々はお疲れ様でした。
ソニーがCLIEの販売中止を決めた後だけに、大変意義のあったイベントだったと思います。いろいろなサイトで報告されているように、大変盛り上がったようです。
恒例のじゃんけん大会もあったようで、パームの新旧さまざまな機種が登場していたようです。新機種が次々と発表されている時なら旧機種の人気は新型には及ばないでしょうが、今後新機種が望めない今の状況では、本当に必要な機能が搭載されていれば、新しかろうが古かろうがあまり気にならないかも知れません。
そういえば、30年程前には電卓ブームがありました。多くの企業が参入し新機種が次々に投入され、それらもひと月もすればすぐに旧型扱いになりました。テレビや雑誌の広告にも必ず登場し、「答え一発!」などのコピーが流行り、ルート計算ができる電卓が登場した時は、かなりセンセーショナルだったのです。
しかし、ブームはいつか必ず通り過ぎていくのです。
今でも電卓は売られていますが、昔と違って売り場の片隅にぶら下がっています。また100円ショップでも十分実用に耐えるものを見かけることがあります。
USでZireが発売された時、ブリックパックによる簡易包装が採用され、ディスカウントストアーのレジの横にぶら下げて販売されるようになりました。この如何にも安っぽい販売方法が、実は無駄を省き、細く長く販売を続けるためには不可欠なのかもしれません。
これからも日本語版パームの定番機種を、継続的に入手できるようにならないものでしょうか?どこかのベンチャー企業によって、英語版パーム本体にJ-OSをプリインストールした機種や、J-OSか日本語版パームOSをROMに焼き付けたチップを搭載した機種が廉価で販売されることは、あり得ない事でしょうか?
ブリックパックに入った昔ながらのパーム機が、電卓売り場の横に並ぶようになることを、期待したいと思います。