デジタルカメラもかなり普及して来ました。一眼レフ式デジタルカメラも各社出揃い、新しい主役の優劣争いが白熱しています。
とにかく写真が撮れればいいと言う人にはコンパクトデジタルカメラがありますから、高価で重いデジタル一眼レフカメラを使おうとする人は、画質にこだわりがあるのでしょう。良い写真を撮るためには、多少の犠牲はいとわないと言う姿勢はさすがです。
しかし、各社のカタログを見ていると共通した謳い文句が見えてきます。「パソコンがなくてもデジタル写真は出来る。」
すべての人がパソコンを好きで使っているわけではありません。写真のためにパソコンを駆使するのはイヤだという人は多いのです。そのような人にもデジタルカメラを使ってもらうためには、パソコンを使わないですべての機能が十分発揮できなければなりません。
デジタル一眼レフカメラだけでなくパソコン用のプリンターでさえも、パソコンを介さずにメモリーデバイスから直接デジタル写真をプリントできるようになっています。
もちろんパソコンを使えば、画像を編集したり、自由に補正を掛けたりすることが出来るのですが、そこまで凝る人はそれほど多くはいないでしょう。銀塩写真において、暗室作業をしていた人がごく少数であったのと同じです。
もうだいぶ昔のことになりますが、初期の電子手帳で電池が切れたために入力していたデータがすべて消えてしまい、裁判沙汰になったことがありました。手帳は大切なデータを控えておくものですから、それが消えてしまうことは電子手帳にとって致命的だったのです。
パームでは"HotSync"と言う機能によって、パソコンにバックアップを取ることが出来るようになっています。そのおかげで私たちは大切なデータの喪失という心配をしなくて良いわけです。
しかし、これはパソコンを使うことが前提になっていますから、パソコンを日常的に使わない人やこれを煩わしいと考える人は、決してパームを手にすることはなかったのです。
"HotSync"は、パソコンのユーザーにパームを広める為には有効であっても、パソコンを使わない人には障壁になっていたのです。
電池を使っている以上データのバックアップは必要です。パソコンを使わずにバックアップを取るには、メモリーデバイスを使えば良いでしょう。パームの製品としては既にメモリーデバイスに対応したものがありますから、技術的な問題はないと思われます。
パソコンを前提としないパームの使い方を提案していくことによって、これまで手帳を使ってきた人たちがパームに移行する時に越えなければならないハードルが、少しは低くならないでしょうか?(あまり変わらない?では次の手を考えましょう。)
大家様、
コメントをありがとうございます。確かにバックアップだけのために行うHotSyncも多いですね。ただバックアップはそれ自体が生産性のない作業ですから、簡単に出来るに越したことはありません。本来はパームにもっと早く採用されるべきだったのかも知れませんが、パソコンに少し頼りすぎてしまいましたかねぇ。
コンシューマーの発想
PalmTrotter: 436.パームが甦る日6: パソコンのいらないバックア…
あぁ、そうですねぇ。
あっしもm505をメインデバイスとして使うようになって以来HotSyncの回数が激減しました。
外部メディアにバックアップを取る方が楽なんですよね。
PCの電源を入れる必要もないし、大切な情報を書き込んだ直後にバックアップが手軽に出来る安心感は結構なものですよね。
割り切り方(の方向)も変わっていくのでしょうね。(もう変わっているかな?)