先週の土曜日に、毎年恒例になっております高校時代のクラス会に行って参りました。昨年も”259.2年D組 (2003/11/30)”で紹介したのですが、毎年同じ時期に開催されているとは言え、その年毎に新たな発見や感動があります。
その昔には同級生であったとしてもその後の人生は様々であり、その結果今では見違えるように老け込んだ者がいるかと思えば、いまだに高校生の時と変わらぬ印象を保っている者がいたりします。ただ、昔と印象が変わらない場合は、大概は昔から老けて見られていただけかも知れません。
一方の先生は、今や女子大の教授に収まっておられるためか、白髪もなくフサフサした頭髪は参加者の中でも1,2を争う若さを誇り、女子大生から若さを吸い取っているのではないかとさえ思えるほどです。
今回のイベントとしては、趣味で8ミリを撮っていた同級生が、デジタル・アーカイブした映像を映写したことでした。私たちの頃は映像はまだ8ミリの時代でしたから、最近では映写すること自体困難になっていますが、デジタル化することによって、パソコンとプロジェクターがあればそれが可能になっています。
さすがに20年以上前の映像ですから、俗に言う雨が降った状態ではありますが、そこに映し出された無声映画には、私たちの青春の思い出がいっぱい詰まっていました。
当時第28回記念祭と呼んでいた学園祭と運動会を撮影したフィルムには、忘れかかっていた思い出がたくさん写っていました。またこれほど古い映像になると、当時の時代背景を見るだけでも面白いものです。
私たちの普段の生活の中では、今現在の自分の姿しか見えないのですが、遠い昔の自分の姿を見ることによって、長い時間の流れにある時は逆らいながら、ある時は流れに身を任せながら生きてきたのだということに改めて気付きました。
次々と壁に映し出される青春グラフィティー。その映像が映し出されていた30分の間、私の心は映像の中の17歳の頃に、タイム・トラベルしていたのでした。