最近になって、文部科学省はスーパーサイエンスハイスクールや、民間人の小学校長登用など、いろいろな施策を講じています。まだ始まったばかりなので効果のほどは分かりませんが、いろいろ試してみて有効だと思われるものを、継続的に推進して行くことは良いことだと思います。また、小学校から英語教育を取り入れるとか、パソコン教育を取り入れる等の改革も行われつつあります。
ところで、ユニークな教育を実施している私学には、産業界のバックアップによって設立されたものが少なくありません。例えば阪神間には、灘の酒所であったため「白鶴」や「白鹿」によって設立された中高一貫校があります。保守的な日本の教育現場に変革をもたらすには、産業界からの教育に対する干渉が必要なのかもしれません。
実際、全国の高校生を対象とした合宿形式の「日本の次世代リーダー養成塾」が開催されるようです。学校の教育に任せるだけでなく、将来の社会を背負っていくリーダーになる人材を探し育成して行こうとする積極的な動きが、既に産業界にはあるようです。
さて、今小学校では、ゆとり教育の影響で授業時間が削減される傾向にあります。英語やパソコン教育を取り入れると言っても、授業時間のやりくりが大変になり、他の教科への影響も懸念されます。
しかしよく考えると、企業が情報システムに投資をしたり、パソコンを利用して日常業務を行うようにしたのは、業務を効率的に行うためでした。決してそのことによって、業務が増えたわけではありません。パソコンに投資を行ったのは、それに見合うだけの業務改善効果があったからです。
学校にパソコンを導入する場合、「パソコンを学校で教えよう」とすると、授業時間を増やさなければなりません。他の教科はこれまで通りの授業を行い、さらに追加でパソコンの授業を行うのですから、当然時間的余裕はなくなります。
しかし考え方を変えて、「パソコンを授業で利用しよう」とすれば、パソコンによって他の教科の授業を効率よく行うことができるようになり、逆に授業全体ではゆとりが生まれる可能性があるのです。
ところで、授業でパソコンを利用すると言っても、一人一人にパソコンを与えるのはコストがかかりますし、狭い教室には置くスペースもありません。このことが、これまで授業での利用を考えることができなかった理由の一つです。
しかし、私たちは明快な答えを知っています。そうです、パームです!!
掌に収まるパームならスペースの問題はありませんし、コストもパソコンより大幅にダウンすることができるでしょう。またすぐ手の届くところに置いて、授業中いつでも利用することができます。
パームを授業に活用することによって、全ての教科で授業の効率が高まり、さらにパームを通じてコンピューターの利用技術を体得する事ができるのです。
パームによる教育のIT化によって、教育そのものを改革する事が可能になるかも知れません。