293.クリスマスプレゼントと返品 (2003/12/25)

さて、日本でもクリスマスプレゼントで右往左往している訳ですが、当然USなどでもプレゼント選びには大変な労力を要しているようです。


USでは子供や若い人ばかりでなく、全ての家族がお互いに複数個のプレゼントをやり取りしますから、その数も相当なものになります。


ウォールマートのような大規模店では、サンクスギビングが終わると同時にクリスマス商戦がスタートします。夫向けには趣味の大工道具を、妻向けには趣味のケーキ作り機を贈ったりすることが多いようです。


勿論、人それぞれで欲しいものが違うでしょうから、日本と同じようにきれいな洋服やバッグがプレゼントとして選ばれる事もあるでしょう。しかし、日本に比べると装飾品より実質的な物で、普段買えない贅沢な物を贈る事が多いような気がします。


当然、趣味性があって普段から欲しいと思っていた物にはこだわりがありますから、家族が選んだ物が本人の希望していた物と違っている場合があります。そこで返品が必要になってきます。


返品自体は普段から珍しいことではありませんから、たとえ家族からもらったプレゼントであっても気兼ね無しに返品をします。贈った方もわきまえていますから、返品されても不満はないようです。


それなら最初から欲しい物を聞いてから買えば良いのにと思いますが、それではクリスマスの日に驚かすことが出来ません。"Surprise"もプレゼントのうちと言うことなのでしょう。


結局クリスマスの翌日から、店には返品の為の長蛇の列が出来ることになります。たいてい店の方でも、返品の為のレジを特別に設けていることが多いようです。


そこで"Refund"か"Change"をしてもらい、晴れて本当に欲しかった物を手に入れることが出来るのです。何か面倒くさいことをしているなと思いますが、その過程をまた楽しんでいるのでしょう。


クリスマス・バーゲンがクリスマス直後から始まりますが、クリスマス用品の売れ残りなどが破格の値段で売りに出され、また新たな買い物に走り回るのです。(アメリカ人て本当に買い物が好きですね、日本人もだけど。)