最近のPDAには、以前に比べるとふんだんにメモリーを搭載した機種が増えています。16MBや32MBとなってくると、少し前のパソコンと変わりがありません。ただ、モバイルと言うことでバッテリーの制限がありますから、なかなかパソコンと同じようには行かないでしょうが、今後もこのメモリー領域の拡大化は続くことでしょう。
ところで、私の愛用するm100は、2MBのメモリーしかありません。まあ、PDAとして自分で入力したデータだけ使う分には十分と言えば十分で、余程かさ高いデータを入れない限りパンクすることはありません。おまけに、ATOKで1.3MBほど占めていますから、データは700KBもないと言うことです。
何と少ないデータしか持ち合わせていないパームであると、我ながら感心するわけですが、700KBと言えば、ちょうど今のこのサイトのデータ量と同じです。ほとんど文字ばかりですからデータ量は知れていますが、ここまで書き溜めるのにはそこそこ時間が掛かりましたから、700KBのデータの量を実感することが出来ます。
まあ、紙の手帳ならかなりの分厚さになるでしょうから、パームのメリットを生かしているのは間違いなさそうです。
実は、最近私のパームが、度忘れをするようになりました。漢字を忘れてしまうのです。例えば「どうろ」と入れて変換すると、「道路」は候補に出てこないで、「ドウロ」や「DOURO」としか変換できません。しかし、すべての漢字変換ができないかと言えばそうでもなく、難しい漢字が出てくることもあるのです。
対策はATOKをいったん削除して、再度バックアップをパームデスクトップからしてやるのですが、半年に1・2回の頻度で発生します。新品の時には問題はなかったのですが、何年か経って疲れてきているのかもしれません。
ハードディスクの場合でも、記録密度が高くなってくると記憶があやふやになる現象が起こってきます。ディジタルと言えどもマージンに余裕がなくなってくると、少しの劣化で動作が不安定になることもあるでしょう。
もちろんソフトウェア的なエラーであるかもしれませんし、どうしてATOKだけが問題になるのか判りませんが、時々漢字を度忘れするパームm100も、なかなか人間味があって良いものです。
もっとも、漢字を忘れても影響は少ないのですが、そのうち大切なスケジュールを忘れられると、そうは言っていられなくなりますが。