213.カルフールに参上 (2003/10/04)

10月1日に関西地域で2店目となる、カルフール箕面店がオープンしました。最初の週末となる今日の午後、早速行ってみることにしました。


箕面と言っても旧市街ではなく、新しく住宅が開発されたり船場の繊維問屋が新しい店を構えたりしている、比較的最近開発された地域にあります。


フランス製のスーパーマーケットとは、どのようなものか興味津々で多くの人でごった返す店内に入ってみました。


宣伝では、広々とした店内にゆったりとした商品配列と言われていましたが、さすがにオープン記念の人の多さでそのような印象はありませんでした。また、インラインスケートを履いた店員が素早く駆けつけると言うのも、店が込んでいるせいか一度見かけただけで、まだその機動力を発揮するまでには至っていないようでした。


期待してPDA関連の売り場を探したのですが、その関連ではパソコンや電子辞書止まりで、PDAの売場は見つけることが出来ませんでした。


フランスで、カルフールがどのような店舗展開をしているのか知らないので、その特徴に関して箕面店のオープンに関する宣伝広告に頼るしかないのですが、USならばウォールマートが展開しているのと同じ様に、エブリディロープライスを特徴としているようです。


オープンセールもあり、全体的な価格がどの程度であるかがわかりにくいのですが、売場の商品毎に最低価格のものに表示を付けて、比較をし易いように工夫をしていたりするので、それなりに価格にこだわっていおるように見えましたが、少し上品な印象を受けました。


イトーヨーカドーが関西に来たときにも感じたのですが、安さをオブラートで包んで表現したと言う感じで、関西で見慣れた露骨さが無く、その為それほど安くないのではないかと思えてしまいました。


それから一番気になったのは、取り扱う商品の範囲が広いために、それぞれの商品におけるバリエーションが少なく、比較して納得して購入することが出来ないのではないかと思いました。


それぞれの売れ筋商品は押さえてあるのでしょうが、比較の対象となるメーカーやグレードの商品がそばに展示されていない様です。売れ筋の商品を徹底的にリサーチして、結果的に売り上げに寄与しない商品を廃した結果でしょう。


売り上げに寄与しない商品として、PDAが扱われなくなったとしたら寂しい限りです。


一般的な電化製品に関しても、いろいろな商品の中で結局売れるのはその中の一部である事は分かりますが、最初から売れ筋商品しか置かれていないと、選択する余地が無く、また商品選びの楽しさも味わえません。


カルフールの2階に関してはあまり印象が良くなかったのですが、食品売場はフランスらしく、ワイン売場が充実していたりシードルを売っていますし、チーズ売場もバリエーションが豊富でいい感じでした。また、周辺のモールにも魅力的な店を誘致しており、また訪れたいと思わせる魅力があります。


全体としては、これまでのダイエー、ジャスコ、マイカルなどと少し趣が異なっていて楽しかった事を、申し添えておきます。10月16日には尼崎にもカルフールがオープンするそうで、周辺の既存店には脅威になるでしょう。