パルマガで機長さんが、携帯電話に搭載されたデジタルテレビの話題を、取り上げられておられます。昨日のワールドビジネスサテライトで紹介していたのを、私も偶然見ていたのですが、機長さんのおっしゃるモバイル・テレビのバッテリー問題は、確かに電話としての機能を阻害する可能性がありそうですね。
このように、電話やメール以外の用途がどんどん開発されて、一つの携帯電話ではバッテリー問題を含めて賄いきれない様になれば、機長さんのおっしゃるように、携帯電話に加えてもう一つPDAを持つ需要が出てくるのではないかと言うのは、さすがなかなか鋭い視点ではないかと思います。
ハンカチとちり紙が、似てはいるがお互い代替にはなり得ない様に、携帯電話と役割を分担して共存していくパームの姿というのも、正当な進化であると言う事を機長さんが示唆されているのは見事です。
もちろん世の中には様々な人がいて、ちり紙で濡れた手を拭いたり、ハンカチで鼻をかんだりしても良いのですが、帯に短したすきに長し。中途半端に一つにまとめるより、帯とたすきを両方持つほうが便利かもしれません。
ところで昨日、JRの電車の中で隣の人が、携帯テレビ(アナログの物)を取り出して、車内で見ようとしていたのですが、雑音が多すぎて5分と続けて見ていられなかったようです。関西には、京阪電車の特急にテレビカーと言うのがかなり前からありますが、これも受信状態はあまり良くありません。
これまで、アナログテレビ放送がモバイルではうまく受信できなかったが、デジタル時代はモバイルテレビが普及するかもしれないと考えて開発するのは当然かもしれませんが、それを一気に携帯電話に組み込むサイズにしてしまうメーカーの技術はさすがだと思います。
開発メーカーの方のコメントにも、携帯電話のサイズに組み込む事ができる技術が、完成の域に達しているというメッセージを発したと言う事で、実際にどのように利用できるかはこれからの課題と言う事なのでしょう。
パームにデジタルテレビが組み込まれているのが、当たり前のようになるかもしれません(見るか見ないかは別にして)。