69.プロモーションビデオ企画(番外編): あとがき (2003/04/10)

今回、番外編と言うことで、少し今までより羽目を外したシチュエーションを試みたのですが、なかなか一定の限度内に押さえることが難しく、すぐに品を失い(つまり下品)、修正を繰り返すこととなりました。


また、パームのユーザーの対象を、子供やご年配の方に広げようとすると、現実的なパームの使い道を想定することが難しく、アイディアの貧困さを思い知りました。


しかし、このような冗談でもいろいろ考えていくうちに、どのような提案をしていけば良いかなんとなく見えてくるような気がします。


小学生は、もっと小さいときからテレビゲームに慣れているので、パームを使うことには抵抗がないと思います。小学生が今使っている、ハンディタイプのゲーム機とパームは、ハードウェア的には何ら変わりません。液晶画面と、いくつかのボタンと、ソフトウェアがあれば、専用のゲーム機の必要性はないかもしれません。


ですから、例えば、クリエの将来のユーザーを増やすのなら、My First Clieと言うパッケージにして、押しやすいボタンや、大き目のスピーカー、落としても壊れにくい耐衝撃性などを備え、着せ替え出来るパネルでもつければ、すぐに小学生用クリエの出来上がりです。後は、いくつかのお試しゲーム英語の勉強ソフトなどをつけておけば、新学期シーズンには定番ギフトになるでしょう。


年配の方に、使っていただくには、もう少し工夫をしなければならないでしょうが、必要な機能が、簡単な操作で実現できれば、一定の需要は見込めるのではないでしょうか?ゲートボールのスコアを統計的に記録していくとか、毎日散歩を日課にしている人の、健康管理ソフトなど、考えれば結構あるものと思われます。


バイザースプリングボードモジュールには、なかなか面白いものがありましたが、低周波治療器万歩計体温計血圧計などの機能を合わせて盛り込めば、ご年配の方の健康管理マシンの出来上がりです。


ご年配の方には、強力なコミュニティーが存在し、それは先ほどのゲートボールチームであったり、散歩会であったり、あるいは文化的なサークルであったりするのですが、そこで便利な機能を提供することが出来れば、多くの方々に使っていただけるのではないかと思います。


パームなら出来ること、パームでしか出来ないこと、まだまだ可能性が広がっていくことでしょう。

68.パームプロモーションビデオ企画(番外編)5: おばあさん編 (2003/04/10)

(舟おばあさんは、とある家電量販店のパーム売り場に来ています。)


店員: 「いらっしゃいませ。何をお探しですか?」


舟: 「このへんに、ボケに効く薬みたいなもん、売っとると聞いたんじゃが。」


店員: 「こちらでは、薬は販売いたしておりませんが。


舟: 「よう聞きなはれ。みたいなもんでんねん!頭のボケを、”あすすたんと”するっちゅう、”ぴーてーえー”ちゅうもんらしい。


店員: 「ピー・ディー・エーですか?


舟: 「ああ、それやそれや。


店員: 「どのようなのがよろしいでしょうか?」


舟: 「そら、軽うて、かっこいいのがよろしゅうおまんな。それから、寒い時カイロになるのがええな。


店員: 「残念ながら、カイロになるのは、まだございませんが。


舟: 「そんなら、しゃーない。実はな、わたしゃ孫もひ孫もいっぱいおっての、誕生日を覚えておれんのじゃ。せめて、誕生日ぐらいは電話をしてやりたいで、スケズールができて、目覚ましになるのが欲しいんじゃ。」


店員: 「お孫さんの誕生日に、アラームを鳴らして忘れないようになさりたいのですね?


舟: 「そういうこっちゃ。おじいさんの命日も忘れてはならんな。それから、年金手帳の番号も忘れたらアカンし、物忘れがひどいんで、家の住所も書いとかなアカンな。よお迷子になって、おまわりさんのお世話になってしまうんやが、住所を忘れてしもおて難儀するんじゃ。


店員: 「ところで、おばあちゃんは、データを入力することはできますか?


舟: 「そんな難しいことできるぐらいやったら、迷子にならへん!




(ここからナレーション)


PDAは

パーソナル・デジタル・アシスタント



おばあさんをアシストするには

カイロ機能とデータ入力サービスも

必要かもしれません



長い人生を深くしわに刻んだ手のひらに


パーム・コンピューティング