438.トラックバック不全の顛末 (2004/12/25)

「419.トラックバック不全」でお伝えしておりましたが、当サイトはトラックバックをすることが出来ませんでした。トラックバックをしていただく(お受けする)事はできるのですが、トラックバックを投げる(お届けする)(宅配便か?)事ができなかったのです。


思ったより原因の究明に時間が掛かってしまったのですが、今日プロバイダー様からお電話を頂き、PINGをサーバーから送信することが禁止されているということで、トラックバック・PINGが不可能であるという回答を頂きました。


聞くところによると、以前このサーバーを使って複数の他のサーバーに対して、PINGを大量に送り続けた輩がいたそうです。確かにこのような事があれば、たちまちネットワークの障害となったり、サーバーのパフォーマンスが落ちたりしますから、予め禁止しておくことも必要かと思われます。


ドメインを専有するホスティングサービスのオプションもあるそうですが、今のところそこまでは考えておりませんから、取りあえずトラックバックを発信する事は、諦めることにいたしました。


このトラックバックというのは、ウェブログの主要な特長のひとつでありますから残念ではあるのですが、トラックバックを受けることが出来るのに送れないのは、他のウェブログサイトの方に失礼にはならないかと思ったりしております。


そこで問題です。「トラックバックを、送ることと受けることのどちらか片方しかできない場合、どちらの方が失礼なのでしょうか?」


もしここに1組の携帯電話があって、通話できるのはそれぞれの相手だけとします。一方の携帯電話は相手に発信することしか出来ず、もう一方は相手からの着信しか出来ない場合、あなたはどちらを選びますか?


これは結構難しい問題なのです。着信だけの携帯電話を持った場合は受け身ですから、ただ電話を待つしかありませんが、発信する側は自分の意志で行動しなければなりません。


電話を掛けることに自由度がある場合は、発信することが出来る携帯電話を持つ方が良いでしょうが、電話を必ず間違えなく掛けなければならない場合は、着信を待つ方が気楽かも知れません。


一体この例えが、トラックバックとどのように関係があるのかよく分かりませんが(それなら書くな!)、「トラックバックの一方通行は、あまりよろしくないのではないか?」と疑問を感じながら過ごす、クリスマスの夜のひとときでした。(何が言いたいのかよくわからん!

419.トラックバック不全 (2004/12/02)

また少しばかりウェブログに関連するお話です。


当サイトがウェブログ化して1ヶ月以上経ったのですが、いまだにMovableTypeのインストールが完全ではなく、ウェブログの特徴の一つである「トラックバック」がうまく機能しておりません。


トラックバックをするには、それぞれのサイトが開設されている2つのサーバーの間で、"ping"というUNIXのコマンドがやり取りされるのですが、受け取ることはできても送ることができないようです。


トラックバックの送受では、送る方がセキュリティー上の制限を受けることが多く、サーバーによっては他のサーバーと通信することを許していないことがあるそうです。


Infoseekが提供するサーバーでも、"ping"が制限されているためにトラックバックでエラーになるそうですし、ウェブログのホスティングサービスでは、GoogleのBloggerなどでトラックバックができないようになっています。


MovableTypeのログを見てみると、"HTTP Error 500 Bad Protocol tcp"と表示されています。cgiのアクセス権の設定やインストール時のミスによっても起こる事があるそうなので、もう一度インストールを確認したのですが問題は発見されませんでした。


そこで"ping"が怪しいのではないかとサーバーのサポートにメールを送ったのですが、1週間近くたっても回答がありません。


せっかくのウェブログですからトラックバックできないのは残念ですが、もしサーバーが制限しているのなら諦めるしかありません。もうしばらく返事を待ってみたいと思います。

415.カラ更新のお詫び (2004/11/25)

MovableTypeを導入してからトラックバックがうまくできていなかったので、試しに自分のサイトにトラックバックPingを掛けるためにサイトが更新したかのようになってしまいました。アンテナサイトから来ていただいた方々には申し訳ありませんでした。


更に、テストのために投稿したエントリーが削除できないまま残ってしまいました。どうもこれは、MovableTypeのバグっぽいのですが、トラックバックがかからないのはマニュアルを読むとインストールが正しくなかったためのようです。


MovableTypeのインストールガイドに従って行ったはずですが、転送やアクセス権の設定に誤りがあったようです。あるいは、Perlのディレクトリーの修正にTypoがあったのかもしれません。


ところで、ウェブログを導入すれば更新頻度が上がると期待していたのですが、それ程効果はなかったようです。当サイトの場合は、更新が簡単にできることより、ネタを考えることがボトルネックになっていたようです。


実際の更新についても、MovableTypeの新規エントリーの作成画面からではフォントを変えることができないため、相変わらずHTMLコードをホームページビルダーで書いていたりするため、効率が悪いようです。もう少し工夫が必要なようです。


さて今日は帰ってからトラックバックの修理でもしましょうか。

409.ラストは逆から読んでもファーストにはならない (2004/11/15)

ウェブログを使ってサイトを更新されている方には、それぞれ採用の理由があると思います。トラックバックコメントの機能によって幅広くフィードバックを得られることや、RSSリーダーによってより多くの読者に読んでもらえることは、ウェブログの特徴を良く生かした利用形態だと思います。


またサイトデザインをスタイルシートによって自由に変更でき、サイト全体のデザインを一元的に管理できることも採用する理由となりうるでしょう。


無料ホームページの作成ツールには、お仕着せのデザインから一切変更ができなかったり、見やいフォーマットにするために多大な努力を強いられるものがありますから、ウェブログは初心者から上級者まで幅広いニーズに応えられる環境を提供していると言えましょう。


見やすいサイトにするうえで必要なものの一つにアーカイブがあります。サイトの更新をする度に増え続ける情報をいかに整理していくかは、サイトの運営が長くなればなるほど重要になってきます。しかし、過去の情報を整理することは手間がかかる割には、あまり報われない作業です。


そこでウェブログのアーカイブ機能が助けになります。データーベースを採用して、過去のエントリーをいくつかの分類方法で自動的に整理してくれます。週や月ごとにエントリーをまとめたり、内容に応じたカテゴリーごとにまとめておくこともできます。


MovableTypeにはアーカイブのリストを作ったり、直接エントリーの内容を書き出したりするファンクションが、タグとして提供されています。具体的には、"MTEntries""MTArchiveList"などのタグによって、自由度の高いアーカイブの作成ができるようになっています。


"MTEntries"には、"lastn""offset"というオプションがあり、"lastn"によって最後からいくつのエントリーを表示するかを指示したり、"offset"によって最後からいくつめのエントリーから表示するかを決めることができます。例えば、"lastn="5" offset="2""のように書けば、最後から3番目のエントリーから7番目のエントリーを表示することができます。


取り出される順番はデフォルトでは投稿された日時の新しいもの順なのですが、"sort_by""sort_order"を使えば、タイトルのアルファベットや投稿者の名前等の昇順・降順で並べ替えることができます。


さて、"lastn"を使って最後から決まった数のエントリーが取り出せ、さらに昇順でも降順でも並べ替えることができるなら、当然"lastn"と"sort_order"を使って、最初のエントリー(一番古いもの)から順に取り出すことができそうなものですが、これができないのです。


"lastn"は"sort_by"や"sort_order"に関わらず、常に「ラスト(最新)からN個」になり、"sort_by"や"sort_order"によって順番を変えたつもりでも、"lastn"はエントリー日付の新しい順にしか処理されません。


MovableTypeのフォーラムでは、古いものから順に決められた数のエントリーを取り出す方法がプラグイン形式で提供されていますが、今のところ簡単に行う方法はなさそうです。


「より新しいエントリーの方が大切である」というウェブログの考え方が、"lastn"に良く表れていると思います。

408.ウェブログを使ってみて (2004/11/12)

当サイトがウェブログ化して3週間ほど経ちましたので、少しばかり使ってみた感想を書いてみたいと思います。ウェブログの全てを試した訳ではありませんから、使用しているMovableType以外には当てはまらない内容もあるかと思います。また、MovableTypeですら一部の機能を試してみたに過ぎませんのであまり参考になるとは思えませんが、個人的な意見としてレポートさせていただきます。


まず、ウェブログが登場した時から個人的日記サイト個人的ニュースサイトに向いているとされていましたが、確かに多くの機能がそのような用途に合うようにアレンジされていると言えるでしょう。


日記サイトなら今日何が起こったかを如何に簡単に投稿でき、如何に素早くサイト上で見せることができるかが重要です。個人的日記サイトと言えども公開している以上、個人的な備忘録として使う事より、新しい出来事を他の人に知ってもらうのが目的になるでしょうから、速報性が大切になります。


ニュース系サイトなら、更に情報の鮮度が大切でしょう。つまり、ウェブログは最新の投稿に一番プライオリティーが置かれているのです。


そのためには、サイト更新のためのオペレーションが手軽であることや、場所を問わず更新できることが重要になります。最新の投稿に注目が集まる訳ですし、古い投稿は自動的にアーカイブされて、必要な時に参照できれば十分なわけです。


では、過去の投稿も最新の投稿と同じような重要度を持っているサイトの場合はどうでしょうか?例えば、製品のトラブル情報を流しているサイトの場合は、過去の情報が容易に検索できなければなりません。


実際、ウェブログのテクニカルな情報を提供しているウェブログ化されたサイトがいくつかありますが、過去の情報を遡るのに苦労します。もちろんサイト内検索などの方法がありますが、基本的に最新情報しか前面に登場しないウェブログの性格では、効率よく目的の情報を探し出す方法を用意しておかなければならないでしょう。


ところで、過去に何度かお手軽ホームページ作成ツールを使ったことがありましたが、どれも今ひとつでした。デザインが画一的であったり、カスタマイズが不可能であったためです。


ウェブログは、カスタマイズをテンプレートカスケード・スタイルを使って行うことができますから、自由度が飛躍的に向上しています。手軽に始められるホスティング・サービスと共に提供されるウェブログが、これからしばらくの間は新規サイト開設者を増やしていくことでしょう。


今後のウェブログの発展の方向としては、サイト内のあらゆる情報を素早くアクセスでき、また効率よく管理が行えるように改良されることを期待したいと思います。


そして、TAGの機能を進化させることによってあらゆるジャンルのサイトの要求に応えられるようになった時、ウェブログはあらためてその真価を世に問うことでしょう。