そろそろ、夏休みの旅行の計画を立てる時期になりました。SARSも取りあえず一段落しそうですので、海外旅行に久しぶりに行こうとしておられる方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
ところで、みなさんは飛行機に乗られるとき、窓側と通路側のどちらを希望されますか?窓側は、景色が見られる反面、トイレに行くときに気を使いますし、通路側はトイレに行きやすい反面、内側の人が通る時に立たなければなりませんし、景色もあまり見ることができません。
家族旅行などでは、身内ですからあまり気にしなくても良いのですが、一人で乗るときには、座席の場所は特に気になるでしょう。
DC10型機の中央席は、5列が並んでいますので、その真ん中に座らされたらきついです。その代わり、同じDC10の窓側席は2列ですので、窓側からでも比較的楽に通路に出られますから、同じ飛行機でも天国と地獄です。
ところで、非常口のすぐ後ろの席は、足下が広くて、離着陸時にスチュアーデスさんとお話ができると言うことで人気がありますが、ある時席に着いたら何と目の前についたてがあり、すごく閉塞感があったことがあります。
私は、トイレを我慢してまでも景色を見たいたちですので、いつも窓側を指定するのですが、ある時US国内線でチェックインの時に、窓側をリクエストしたら、「全部窓側で且つ通路側だ!」と言われたことがあります。
聞き違えたと思っていたのですが、搭乗したのは確かに通路を挟んで1列ずつ、サーブ製のプロペラ機です。エアーと書かれたノブを引くと、直接外が見えます。
当然タラップのひもを引っ張ってドアを閉めたのはパイロット、愛想笑いを振りまいて操縦席に着きます。
まあ、マイクロバスに乗っていると思えば何と言うことはありませんし、機体との一体感があっておもしろいといえばおもしろいかもしれません。
着陸は明らかに機首を下げて、滑走路に突っ込んで行く感じがたまりません。預けた荷物は、降りたところで受け取れます。
気流の関係で揺れるときは半端ではありませんから、大きく揺れた経験がある人は二度と乗ることはないようです。
地方の都市に行くとき、飛行機のチェックインで窓側か通路側か聞いてくれないときは、覚悟をした方がよいかもしれません。